『OUT』
監督:品川ヒロシ
出演:倉悠貴,醍醐虎汰朗,与田祐希,水上恒司,與那城奨,大平祥生,金城碧海,小柳心,久遠親,
山崎竜太郎,宮澤佑,長田拓郎,仲野温,じろう,大悟,庄司智春,渡辺満里奈,杉本哲太他
イオンシネマ茨木にて、2本ハシゴの1本目。
どこもかしこも“BLACK FRIDAY”を開催中で、イオンシネマも1,000円で観られるクーポンを発行中。
ちなみにイオンシネマ茨木にも入る“カプリチョーザ”では黒に合わせてイカスミメニューが(笑)。
原作は井口達也の自伝的ヤンキー漫画。
みずたまことの作画により、2012年から『ヤングチャンピオン』に現在も連載中。
品川祐といえば嫌われ芸人の代表格のように言われていますが、
私は芸人としての彼も、映画監督としての彼の作品も嫌いではありません。むしろ好き。
本作も結構笑わせてもらい、時にはしんみりしたりも。好きです。
井口達也(倉悠貴)は東京都狛江市で「狛江の狂犬」として名を馳せ、
しかし警察と揉めてしょっぴかれ、少年院へと送られる。
喧嘩っぱやい彼は、出院しても看守(大悟)の目前で再び喧嘩して逆戻り。
ようやく本当に出院して叔母夫婦(杉本哲太&渡辺満里奈)のもとへ預けられた彼は、
夫婦が経営する西千葉の焼肉店“三塁”に住み込んで働くことに。
保護観察中にもしまた問題を起こせば、今度は本当にヤバい。
狛江に足を踏み入れては駄目、昔の仲間に会っても駄目、バイクに乗るのも駄目。
ある日、達也はこの西千葉の暴走族“斬人(キリヒト)”の副総長だという安倍要(岡田健史あらため水上恒司)と出会う。
殴り合いになりそうなところ、今は絶対喧嘩できない達也は、要に相撲で勝負を挑む。
なぜ相撲なのかワケもわからないまま達也に負けてしまった要だが、これをきっかけに友だちになる。
要は斬人の仲間たちを達也に紹介したがり、不良が「健全に」集まるボウリング場へと連れて行く。
血の気の多い不良たちが、ボウリング場のただのバイトのはずの皆川千紘(与田祐希)の言うことだけは聞く。
なぜだろうかと達也が不思議がっていると、千紘が亡くなった5代目総長の妹だと要が教えてくれる。
斬人の7代目総長・丹沢敦司(醍醐虎汰朗)やそのほか斬人の面々と会った直後はよろしくない雰囲気だったものの、
段々と絆を深めて行く達也と彼ら。
しかしそのせいで半グレ集団“爆羅漢(バクラカン)”との抗争に巻き込まれて……。
斬人の兄ちゃんたちがみんなカワイイのが良いですよね~。
やっぱりイケメンじゃなきゃ見てて楽しくない(笑)。
それに私はなんとなくこの手のヤンキーいっぱいの作品が好きらしいとこのたびわかりました。
原作漫画の頁が時折挟み込まれると、キャストがあまりにぴったりなことに驚きます。
品川庄司の相方・庄司智春もゲスト出演。達也のことを見下した後に敦司にボコボコにされていい気味(笑)。
いけ好かない刑事・石戸(じろう)もラストおなじくいい気味です。
クスリだったり詐欺だったりで金を稼ぐ不良はあかん。
そうじゃない斬人のバカたち、みんなええな。
おめえらはバカだけどクズじゃねぇ。