10回でキリよくやめておくつもりが、また刻みはじめてしまった『RRR』。
12回目は109シネマズ大阪エキスポシティにてIMAXレーザーGT版を。
今さら何も書くことはないでしょう。
なのに相変わらず飽きないし、睡魔に襲われることもありません。
なんなのかしら、この取り憑かれるかのような魅力は。
新たに気づいたことは別にない。
冒頭、ゴーンド族が暮らすアーディラバードの森の中で
血ぃ大好きなバクストン総督夫人がマッリを連れ去るとき、
ジャングはマッリの母親ロキのすぐ後ろにいますけど、ビームはいったいどこにいるのでしょうねぇ。
その辺におらんのかいなと目を皿のようにして挑んだ12回目ですが、おらんのかいっ。
何度観ても笑うのは、ラーマは不死身かと思えることです。
ま、それはビームも同じことなんですが、ラーマのほうが確実に死んでいる。
あんなブサーッブサーッとなんやらかんやらが刺さっても死なない。
ビームが鞭打ちの刑に遭うシーンは直視できるようになりましたが、
ラーマの腰に枝が突き刺さるシーンと、独房に放り込まれて膝がグキッとなるシーンはよう観ません。
エドワードが死んだことははっきりしているけれど、
あの憎たらしいロバートは鹿に腕をもがれそうになった後、死にました?
あと、通訳の人。終盤の森の中で拡声器を持って叫んでからどうなったのかしら。
そうそう、エドワード役の俳優はその名もそのまんまエドワード・ソネンブリック。
アメリカ人の彼は、ハリウッドは競争率が高いからとムンバイに移住。
そもそも俳優を志すきっかけがボリウッドに魅せられたからのようですね。
そしてしっかりヒンディー語を学んでボリウッドへ。
役柄としてはどうにも好きになれない人ですが、ムンバイに渡って正解だったかと。
もう書くことがないかと思いきや、まだまだあるよ、ツッコミどころ。
ビームがラーマを救出しに行くのに際して、兵舎の地図をジェニーに見せてもらえたのはどう考えても変。
指名手配犯がどないしてそんなことできるねんと思うけど、何でもいいや(笑)。
シータ役のアーリヤー・バットについて調べたとき、
ボリウッドで縁故主義が大変な問題になっていることを知りました。
彼女は父親が映画監督、母親が女優という映画一家に生まれ、
そのおかげでさまざまな役を射止めたと言われ、批判されていたとのこと。
『きっと、またあえる』 (2019)の主演俳優スシャント・シン・ラージプートが
2020年に自殺したのは縁故主義のせいだとされていて、
過去にアーリヤーがスシャントを侮辱するような発言をしたことも問題視されたとか。
どこまでどうなんだかわかりませんが、本作のシータは彼女にぴったりだったし、
よくない噂は聞きたくないですねぇ。
それはさておき、いまだにわからんのが、
デリーでビームが世話になる親方家族はいったい何者なのかということです。
誰か教えて~(笑)。