これは和蝋燭....................
たしか、飛騨高山?の物産展で買ったものかな?
炎が大きくて明るいけど、強弱つくのが難点かも
ジッと見つめていると、目がチカチカします
ロウソクって「気を静める・癒す」とも思ったけど
緊張の糸も切るから、悲しみも吹き出すなって思った
避難されてる方達の中には、夜、こうやって炎を見つめて
過ごされてる方が、大勢いらっしゃるんだろうな
どうせ決まった時間がきたら電気は点くんだから
メインの食事はそれからでいいよねと..........
停電中は2人で焼酎をチビチビ呑んでボソボソ話す
オットの為に、話題は楽しいのを選ぶ
たとえば、姪の恋愛話や昔のドジ話など
自慢じゃないけど「かなりなおしゃべり女」なので
話題に困るという経験は、生涯ただの1度もない
しかしやっぱり、いつしか話は震災に戻ってしまう
オット会社の仙台支店の様子..............
会社は壊滅的で、社員の住居・生活環境も悪化し
とうとう「SOS」が出たらしく、慌てて函館支店から
救援物資を積んだトラックが出発したようだ
他からも、もう1台トラックが向かっているとか
無事に辿り着けるだろうか、心配だ
子会社もいれると数十人の社員がいるらしく
おそらく、殆どが単身赴任か独身なんじゃないだろうか
男ばっかり......食糧の備蓄などあるはずもなく.......
心配だ
上司の息子さんは、いまだ行方不明で.........
最大の被災地で、あの日あの時「商談」をしていたらしい
上司はすぐ車でむかって1度もどり、再び奥様同伴で戻られた
次の言葉がでない 言いたくない
沈黙
電気がついた