年に1回だけ、筍を茹でる
◆筍
・底を薄く切り落とし土を洗う
・皮を2~3枚はがし
・先端を斜めに切り落とす
・先端は深く下は浅く、縦に切り込みを入れる
◆たっぷりの湯
◆米ぬか(たっぷり)
◆赤トンガラシ(2~3本・ちぎって種ごと)
・落とし蓋をし、1~2時間ほど「ホトホト」と茹でる
・下の硬い部分に竹串が通ったら火を止め
・茹で汁に浸したまま「半日以上」放置する
※大きい場合は縦2つにカットする、八百屋さんに習った方法だけど
思ったより香りは抜けず、エグみも緩和されアタシは好きな茹で方だ
ただし、茹ですぎには充分注意すること........................
・流水に晒しならが糠を洗い流し、皮を剥く
・幾つかに切り分け、赤とん入りの水に浸けて冷蔵保存する
※「エグみ」に弱いので、赤とん入りの水で保存している
※水を替えながら冷蔵保存で、1週間~10日は日持ちする
※調理するときは水に晒して、溝の「白いカス」を
竹串などを使って「掃除」してから、カットして使うこと
北海道には孟宗竹がないから、生を自分で茹でるなんて~ことは
大人になってから、流通が発達して北国のスーパーにも並ぶようになってからで
だから筍といえば、缶詰めか水煮の袋詰めくらいしか食べたことがなかった
そのせいかどうか、アタシのベロは「筍のエグみ」に弱いタチらしくて
水煮を食べてもエグく、子供のころからずっと筍は苦手だった
だけど「エグい」のは鮮度の問題かなとも思っていたから
こちらへ来てからは、とにかく地元に近いものを買って「すぐに茹でて」って事を
繰り返し勉強してきたんだけど、やっぱり、ソコハカトナク「後味」にエグさを感じ
お店で茹でたのでもエグく、お料理屋のでも「薄味料理」はエグく
京都にでも行って、裏山で採ってきたばっかのでも食べない限り
「エグくない」筍料理なんて、アタシには無理なのかな~と
諦めかけたこともあったけど
慣れたのか上手くなったのかは定かではないが
だんだんと、美味しく茹でられるようになってきたし
旨味を濃くすると、どうも「エグさ」を中和できるらしいと気づき
出汁を濃くしたり、動物性のものと組みあわせたり、乳製品を使ったりと
調理のほうも少しづつ向上して、ここ数年は美味しく楽しく食べている
って理由から、薄味の「若竹汁」なんかは今でも苦手だけど
お醤油と鰹節で煮〆た、「直鰹煮」なんかは大好物だ
でっかい筍を茹でたので、これから1週間はたっぷり楽しめるだろ~う♪
余談だけど、うちの包丁、フランケンシュタインみたいになってしまった
買えば?って言われるし買おうかな?とも迷ったけど
やっぱりこの包丁じゃないと..............
まだまだ頑張っておくれ