ひさしぶりに拵えたな、オレンジピールは苦手だから
筍や浅蜊の酒蒸しなんかと同様、後味に渋みがあるものって苦手で
このオレンジピールも、短時間で仕上げると舌先に渋みが残ってイヤだ
だから渋みをとるために............................
マーマレードもだけど(※八朔のマーマレード)、かなり時間をかけて煮るほうだ
とはいってもピールの場合は、得意のコンフィ形式で
煮ては休ませ煮ては休ませを、3日ほどかけて繰り返すだけ
鍋につきっきり、になってるワケでもない
ちなみに香りは淡くなるけど、白いワタの部分だけで拵えると
渋みもなく食べやすく美味しい、色はレモン色に仕上がる
◆オレンジの皮(今回はセミノール)
・うすい塩水で20分ほど茹で、水に晒す
・ついで真水で20分ほど茹で、水に晒す
・ときどき水を取りかえながら、数時間ほど晒す
◆水・グラニュー糖
・シロップを煮たて
・オレンジの皮を入れ、静かに20分ほど煮て火を止める
・完全に冷めたら、グラニュー糖を足して点火
・ふつふつしたら弱火にし、20分ほど煮て火を止める
※このあたりで、表面にガーゼを貼りつける
・冷めたら10分くらい煮て休ませる、を1日数回、2~3日ほど続ける
・これ以上煮詰めるとシロップが飴になる、ってところまで来たら完成
・オーブンシートの上に、オレンジピールを並べ風にあて乾かす
・シロップは瓶詰めして、冷蔵か冷凍保存する
◆コアントロー
・1日ほど風にあてたピールは、コアントローをふりかけて冷蔵庫へ
・一晩ほど、冷蔵庫内で乾かし
◆グラニュー糖
・すり鉢で軽くあたって細かくした砂糖をまぶし、さらに乾かす
お砂糖をまぶすと、とたんに表面が固くなって乾いてくるから不思議
このまんま食べるより、こんなふうに料理したほうが好きかも(※オレンジマリネ)