マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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桃の節句のヒシモチ

2014年08月28日 08時15分40秒 | 民俗を観る
2月22日から始まった奈良県立民俗博物館の季節展。

毎年好評の「ひなまつり~人形たちの宴~」の展示品は正倉院展と同じように毎年入れ替える。

メインは雛飾り。

それを楽しみにしている人たちは気づいてくれるだろうか。

館から依頼があって提供したヨモギのヒシモチが登場する桃の節句の行事写真。

一つは山添村の切幡

村の人が家で作ったヒシモチを神明神社に供える。

村神主が注ぐお神酒をいただいて持ち帰るヒシモチは他家が供えたもの。

包み紙を広げてみれば・・アタリ・・ではなく我が家とちょっと違うヒシモチの形。

それを家人が焼いて食べる。

もう一つは奈良市都祁の南之庄

村神主が作った大きなヒシモチをコンロで焼いて氏子たちが国津神社・社務所でいただく。

熱々のヒシモチを割ってキナコ・サトウをつけて食べる神社行事のひとコマである。

写真下にあった大きなヒシモチの型枠は、なんと南之庄旧家からの寄贈品だった。

その日より10日後のことだ。

西友前にバスロータリーがある。

奈良交通の切符販売所横に立っていた立て看板は奈良県立民俗博物館の催し案内の掲示板。



ここにあるとは何十年も住んでいて始めて知った。

期間展示の「ひなまつり~人形たちの宴~」が案内されていた。

掲示板はこの他にもあるが、矢田寺の駐車場、近鉄九条駅前。

天理駅付近にもあるらしい。

(H26. 2.23 SB932SH撮影)
(H26. 3. 4 SB932SH撮影)