マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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筒井町うなぎの大門

2015年02月22日 09時22分25秒 | 食事が主な周辺をお散歩
夏の土用の丑の日はうなぎを食する。

暑い時期に疲れた身体を吹き飛ばす鰻喰い。

栄養価の高い鰻を食べる習慣は万葉集にも詠まれているらしい。

この年は7月29日だった。

曽爾村からの帰り道。

いつもの火曜日はイオン大和郡山店でタマゴの購入。

朝9時、午後2時、5時に販売される特価のタマゴ売りだ。

魚介売り場はごった返していた。

何かと云えば鰻である。

パック詰めされた鰻を求めて大勢の買い物客で溢れている。

鰻はほとんどが中国産、であろう。

国産であれば数倍もする売り値。

平日販売価格よりもこの日は高値だ。

中国産が台頭するようになってからは買ったことがない。

この日も買う気は起こらない。

帰宅して「鰻が食べたい」とかーさんが言った。

何年も食べていないから食べたくなったということだ。

久しぶりにでかけてみるかと向かった先は大和郡山市筒井町にある「うなぎの大門」。

前回に入店したのは平成23年4月だった。

この日は私の退職祝いの送別会の食事だった。

頼んだのはうな重定食の上(当時1600円)だった。

家族で出かけた日はそれよりもっと前の平成22年6月だった。

実に4年ぶりの鰻喰い。

息子も誘って暖簾を潜った。

昼どきの席が満員になっていた大門。

送迎中に度々お会いする店主のTさんは覚えているだろうか。

ラボ・パーテイを運営している奥さんは顔馴染み。

勤めていた市の施設を毎週利用してくださっていた。

ついてきた娘さん、息子さんも大きくなっただろう。

数年も経っているから成人になっている年代だと思う。

待っている間も来客がある。

しばらくして案内された席は畳みの席。

10人は入れると思われる広い場はたったの3人。

申しわけないと思うのだ。

注文は決めていた。

送迎中に拝見するお店にはうなぎ丼にきつねうどん若しくはざるそばがセットになった格安メニューは900円。

らーめんであれば1100円だが、売り切れだった。

何か月前に見た貼り紙は1000円だったと記憶する。

値が上がったようだ。

注文してから何分間待つ鰻焼きは時間がかかる。

ミニ鰻丼にうどんがついたセットメニューを頼んだ息子。

鰻はまだでうどんセットだけが配膳された。

セットにはシソ青葉に乗せた玉子焼き、煮もののカボチャに白菜の漬物がついていた。

うどんはきつね。

大きなアゲが入っている。

麺は美味いかと聞けばノーマルと云う。

細麺は一般的なスーパーで売っているような感じだ。

味は特別でもなく、これもまたノーマルと返す。



しばらくして1600円のうな重並がやってきた。

4年前は上が1600円。

並がいくらだったが覚えてないが、今では上が2600円。

格段に上昇していた。

これを鰻登りといったかどうか定かでない。



私が頼んだざるそばがセットのミニ鰻丼。

丼はミニではなく鰻が三つ乗ったミニである。

うな重とえらい違いである。

うな重とミニ丼の鰻に違いがあるのか、ないのか。

替えことしょと云ってひと切れ交換したが、味は同じだ。

皮がパリパリでじゅわと感じる鰻の味は替りなく、量が大きく異なるだけだ。

ざるそばのそばはどないみても市販品だが、氷水に浸したのかコシがある。

出汁はややカラ目の味。

カツオでもなく、昆布でもない味。シイタケ味でもない出汁だが、なぜだかそばが美味いのである。

ツルツル食感が食欲をそそって完食した。

食事後に立ち寄ったスーパートライアルの魚屋さんに鰻のパックがあった。

いずれも中国産で千円未満だが買うことはない。

とんでもない某国の仕事ぶりをニュースで報道された映像を見て「誰が買うんや」と思わずテレビに向かって突っ込んだ。

(H26. 7.31 SB932SH撮影)