マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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大西のコイノボリ

2016年11月09日 10時12分36秒 | 桜井市へ
この日は明日香村に向かっていた。

道中はいつも決まって田原本町の千代(ちしろ)の千代北信号より南東に向かう斜め道がある。

道なりに沿って車を走らせる。

味間(あじま)からさらに東へ向けて走らせる。

ここら辺りにくれば麦の穂が靡いている畑が広がる。

これまで気がつかなかったのか不思議なくらいの麦畑。

三輪山を背景に一面に広がる麦畑は一か月も経てば麦秋景観に移る。

そこら辺りを走っていたときのことだ。

左手にふと目に入ったコイノボリ。

金属ポールでなく木製の支柱だ。

この日は時間がある。

余裕はあまりないが場所だけでも頭にいれておこうと思って左にハンドルを切る。

新築の建物もあるが、どうやら旧村。

カーナビゲーションが位置を伝える表示は桜井市の大字大西だ。

大西といえば毎年2月11日に行われる隣村の大字江包(えっつみ)と共同で行われる「お綱祭り」行事で名高い村。

これまで村の東側に流れる大和川から入村していたので、まさかここだとは思いつかなかった。

この日は天気が良いが、風はなし。

吹く風がないからコイノボリは泳ぐこともなくだらりと下がる。

まるで釣り上げた川魚のアブラハヤのようだ。

とりあえずは撮っておいた大西のコイノボリは再び巡りあう。

気になっていた桜井市白河のウエゾメであるが、その道中においても通過する大字大西。



この日は風が靡いていた。

美しい姿のコイノボリは10日後になってようやくカメラに収めさせてもらった。

ところで大西の南西角地に地蔵尊の祠がある。



そこに書いてあったお知らせ連絡事項。

度重なる賽銭泥棒に賽銭箱を撤去したという伝言だ。

伝言はもう一つある。

賽銭を供えていた人たちに伝える連絡事項は地蔵講の協力依頼。

7月の地蔵講のときに纏めて子供たちにお供えいただくよう・・・とある。

大西の地蔵さんの祭りは7月。

日にちは判らないが、地蔵講による営みに違いない。

できれば、今年中に立ち寄ってみたいものだ。

(H28. 5. 3 SB932SH撮影)
(H28. 5. 3 EOS40D撮影)
(H28. 5.13 EOS40D撮影)