前々からそこにあったと思う。
いつから見かけるようになったのか、それは覚えていない。
いつのまにかあった村の販売所は大野橋直売所末広屋。
下荻共同製茶工場横にある施設である。
そこにあったと気がつくのはいつも山添村の大字北野にある大橋の信号を曲がって峰寺から的野を抜けるコースを選んだときである。
南に向かって走っていけば集落が見えてくる。
左に折れば奈良市の下深川町。
そのまま突き進めば奈良市の荻町(おおぎちょう)。
いずれも旧都祁村になる。
つい先ほど走ってきた的野の南にある地域は旧荻村の出屋(でや)。
そう話していたのは北野の大橋の住民だ。
また北野にある杉原地区がある。
その地は現在、山添村に属しているが奈良市の下深川町の出屋になる。
明治時代に行政区割りが決まって現在の村に属しているが、奈良県内ではこういうことがままあると聞いている。
たぶんに藩領が違うためであろう。
それはともかく話を戻して荻町。
その一角に村で採れた野菜などを販売している。
通りすぎる際に目に入った売り物。
季節は覚えてないがお弁当のようだった。
停車しなければわからない村の販売所。
この日はその前で網焼きしていた。
窓を開けたら旨そうな匂いが漂ってくる。
炭火で焼いていたのは猪肉だ。
網に広げているから香ばしい匂いに釣られて車を停めた。
売り子のおじさん曰く、味付けは2種類あるという。
一つは塩焼き。
もう一つはタレ焼きである。
いずれも一枚は試食させてくれる。
塩もタレも美味いが私はタレ焼きを選んだ。
焼いたシシ肉はパックに詰めて売っていた。
値段は1パックで500円。
何枚入っているかは見えない。
お昼ご飯か帰宅してから食べようと思って購入した。
なんでも5月3日に行われる神野山つつじ祭りにも出店するそうだ。
さて、店内では採れたて野菜というよりも山野草だ。
ウドにコゴミやワラビ、ほうれん草などを袋詰め。

どれもこれも1袋でたったの百円。
ここにもコゴミを売っていたのが嬉しい。
食べられる山野草はもう一つ。
セリである。
昨今はセチ鍋で有名になった美味しい野草。
売り子のおばさんたちに聞けば食べたことがないという。
セリは独特のアクがあるからよう食べやんというわけだ。
村の人が食べられないものを売っているのはわかるとしても美味しくいただける料理法は紹介してほしい。
で、ないと食べ方はお客任せということになる。
食べ方を教えてもらって家で料理する。
それが美味しければ、また買いにくる。
リピータの声が広がれば売り子も張り合いがでる。
私はそう思うのだが・・・。
ちなみにこの村の販売所には自家製の食べものがある。
パックに詰めたチラシ寿司にイロゴハンだ。

見た目からして美味そう。
そう思って買ったイロゴハン。
チラシ寿司も食べたいがお腹は受け付けない。
量が多くて受け付けないのだ。
じつはこれらも1パックで百円。
なんとまぁ、の価格帯に笑いが止まらない。
帰宅してから楽しみにしていたタレ焼きのシシ肉を味わう。
サラダの皿半分に盛ったシシ肉。
パックを開けるなり臭いと云い放ったのはかーさんだ。
そうか、そう思うか。
私も気にしていた臭い匂い。
車の中でもかすかに匂っていた。
なんの匂いかわからなかった。
帰宅して車から取り出すとき、これだと思った匂い。
鼻につくというか、味わったことのない匂いである。
我が家の食卓に今夜のごちそうがある。
それらすべてが同じように匂ってしまうぐらいに強烈だ。
なんとか食べてあげようと思って口に入れる。
脂身がまったくないシシ肉は堅い。
スジもあるから噛みにくい。
噛んでいる最中に匂いが前面にあふれ出す。
3枚ほど齧ったがどれもこれも臭い。
どちらかといえば獣臭のように思える。
細切れもなにもかものシシ肉はナイロン袋に詰めて匂いが漏れないように厳重に封をしてゴミ箱行き。
部屋の匂いは美味しい香りが漂った。
酒も美味くなった。
私のお腹は、といえばなんともない。
翌日もおかしくはない。
腐ってはいなかったようだが・・・。
もしかとしてこのシシ肉は不味い部位だったのでは。
これまでいろんな人に貰って食べたシシ肉はとても美味かった。
どこへ行っても自慢していたぐらいだ。
猟師の人は解体の際の血抜き処理を間違ったら、とてもじゃないが喰えねぇ、と云っていたことを思い出す。
たぶん炭火で焼いていたシシ肉のうち、一部が十分な血抜きをしていなかったのであろう。
翌月の5日に再訪した村の売り場。
その強烈な臭いの件を話したら・・・。
後日に伝えることの真相。
さて、さて・・である。
(H29. 4.29 SB932SH撮影)
いつから見かけるようになったのか、それは覚えていない。
いつのまにかあった村の販売所は大野橋直売所末広屋。
下荻共同製茶工場横にある施設である。
そこにあったと気がつくのはいつも山添村の大字北野にある大橋の信号を曲がって峰寺から的野を抜けるコースを選んだときである。
南に向かって走っていけば集落が見えてくる。
左に折れば奈良市の下深川町。
そのまま突き進めば奈良市の荻町(おおぎちょう)。
いずれも旧都祁村になる。
つい先ほど走ってきた的野の南にある地域は旧荻村の出屋(でや)。
そう話していたのは北野の大橋の住民だ。
また北野にある杉原地区がある。
その地は現在、山添村に属しているが奈良市の下深川町の出屋になる。
明治時代に行政区割りが決まって現在の村に属しているが、奈良県内ではこういうことがままあると聞いている。
たぶんに藩領が違うためであろう。
それはともかく話を戻して荻町。
その一角に村で採れた野菜などを販売している。
通りすぎる際に目に入った売り物。
季節は覚えてないがお弁当のようだった。
停車しなければわからない村の販売所。
この日はその前で網焼きしていた。
窓を開けたら旨そうな匂いが漂ってくる。
炭火で焼いていたのは猪肉だ。
網に広げているから香ばしい匂いに釣られて車を停めた。
売り子のおじさん曰く、味付けは2種類あるという。
一つは塩焼き。
もう一つはタレ焼きである。
いずれも一枚は試食させてくれる。
塩もタレも美味いが私はタレ焼きを選んだ。
焼いたシシ肉はパックに詰めて売っていた。
値段は1パックで500円。
何枚入っているかは見えない。
お昼ご飯か帰宅してから食べようと思って購入した。
なんでも5月3日に行われる神野山つつじ祭りにも出店するそうだ。
さて、店内では採れたて野菜というよりも山野草だ。
ウドにコゴミやワラビ、ほうれん草などを袋詰め。

どれもこれも1袋でたったの百円。
ここにもコゴミを売っていたのが嬉しい。
食べられる山野草はもう一つ。
セリである。
昨今はセチ鍋で有名になった美味しい野草。
売り子のおばさんたちに聞けば食べたことがないという。
セリは独特のアクがあるからよう食べやんというわけだ。
村の人が食べられないものを売っているのはわかるとしても美味しくいただける料理法は紹介してほしい。
で、ないと食べ方はお客任せということになる。
食べ方を教えてもらって家で料理する。
それが美味しければ、また買いにくる。
リピータの声が広がれば売り子も張り合いがでる。
私はそう思うのだが・・・。
ちなみにこの村の販売所には自家製の食べものがある。
パックに詰めたチラシ寿司にイロゴハンだ。

見た目からして美味そう。
そう思って買ったイロゴハン。
チラシ寿司も食べたいがお腹は受け付けない。
量が多くて受け付けないのだ。
じつはこれらも1パックで百円。
なんとまぁ、の価格帯に笑いが止まらない。
帰宅してから楽しみにしていたタレ焼きのシシ肉を味わう。
サラダの皿半分に盛ったシシ肉。
パックを開けるなり臭いと云い放ったのはかーさんだ。
そうか、そう思うか。
私も気にしていた臭い匂い。
車の中でもかすかに匂っていた。
なんの匂いかわからなかった。
帰宅して車から取り出すとき、これだと思った匂い。
鼻につくというか、味わったことのない匂いである。
我が家の食卓に今夜のごちそうがある。
それらすべてが同じように匂ってしまうぐらいに強烈だ。
なんとか食べてあげようと思って口に入れる。
脂身がまったくないシシ肉は堅い。
スジもあるから噛みにくい。
噛んでいる最中に匂いが前面にあふれ出す。
3枚ほど齧ったがどれもこれも臭い。
どちらかといえば獣臭のように思える。
細切れもなにもかものシシ肉はナイロン袋に詰めて匂いが漏れないように厳重に封をしてゴミ箱行き。
部屋の匂いは美味しい香りが漂った。
酒も美味くなった。
私のお腹は、といえばなんともない。
翌日もおかしくはない。
腐ってはいなかったようだが・・・。
もしかとしてこのシシ肉は不味い部位だったのでは。
これまでいろんな人に貰って食べたシシ肉はとても美味かった。
どこへ行っても自慢していたぐらいだ。
猟師の人は解体の際の血抜き処理を間違ったら、とてもじゃないが喰えねぇ、と云っていたことを思い出す。
たぶん炭火で焼いていたシシ肉のうち、一部が十分な血抜きをしていなかったのであろう。
翌月の5日に再訪した村の売り場。
その強烈な臭いの件を話したら・・・。
後日に伝えることの真相。
さて、さて・・である。
(H29. 4.29 SB932SH撮影)