マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

らーめん大魔神大和郡山店の九州豚骨醤油らーめん

2014年08月11日 07時17分20秒 | 食事が主な周辺をお散歩
国道24号線にある横田町信号を通るたびに気になっていた立て看板。

大きな数字で「380円~」の値段表示がしてある。

それは「本格九州とんこつらーめん」だ。

らーめんが380円で食べられる。

どうせ大したことはないだろうと思っているので素通りだ。

とはいいつつも気にかかるらーめん店。

仕事を終えてすぐ近くの櫟枝町の行事はどうであろうと思って出動したものの人影の存在は見られなかった。

たぶんそうじゃないかと思っていてUターン。

憧れのらーめん店のドアを開けた。

380円の九州豚骨らーめんは二種類。

醤油味と塩味だ。

まずは無難に醤油味を選ぶが、さらに選択肢がある豚骨らーめん。

それはニンニク入りか、そうでないかである。

もちろん選ぶのはニンニク入りだ。



セルフサービスのらーめん店は自動販売機で注文する。

お金を投入してメニューを押せば食券が発行される。

それを店員さんに渡して席で待つ。

何人かのお客さんもそうして待っている。

しばらく待って運ばれたニンニク入り九州豚骨醤油らーめん。



美味そうな香りが漂っている。

見た目はまさにとんこつ。

こってり感のらーめんのスープをひと口。

美味いのである。

やや薄めのこってり味が舌に絡みつく。

細い麺を箸にからめて口に入れる。

スープが絡んだ麺は実に美味い。

九州とんこつ味に最適なトッピングの紅生姜は懐かしい味。

極楽感を味わう。

モヤシ、ネギがとんこつ味に染みついている本格味。

麺は自家製麺だそうで、入口付近に麺作りの場が設けられていた。

麺に盛っていたのは細く切ったシナチクが3本。

チャーシューは一枚だ。

380円であればそれでいい。

豚骨味は鳥ガラと煮込んだ納得の味。

満足感に浸る。

よくよく見たらーめんスープ。

胡麻がかなりの量。

これが味の決め手ではないかと思った。

その加減であろうか、醤油味の謡い文句であるとんこつらーめん。

胡麻入りであることも謳った方がいいのでは、と思った。

たぶん間違いなく再訪するであろうらーめん店は「らーめん大魔神」。

次回の選択は塩味に決めておく。

(H26. 2.13 SB932SH撮影)

和田祈年祭の出合い

2014年08月10日 08時06分53秒 | 楽しみにしておこうっと
桜井市の三谷の神縄掛祭取材を終えて立ち寄った同村和田。

鎮座する高龗(オカミ)神社では村行事の祈年祭を終えたばかりだった。

平成24年に大改正された行事である。

その年以前までは、オコナイの行事があった。

稲穂や(ネコ)カワヤナギを作ってゴーサンの朱印を額に押していたトーヤ(頭屋)座があった。

大字和田の12戸の営みであった。

頭屋家がふるまう馳走もあったが、座を廃止することに決められたのである。

宮司を勤めておられたのは小夫の桑山宮司。

度々の行事取材でお世話になっている。

この日の和田の行事には間に合わなかったがご挨拶をさせていただいた。

祈年祭では幕を張っていた。

祭典を終えた村の人たちは神社下に建つ新福寺会所で直会を始められる。

「あんたも上がって」と区長らから云われてありがたく同席させていただいた。

供えたモチをストーブで焼く。

こんがりしたモチは美味しい。

和田を訪れた目的がある。

旧暦閏年に行われるうる庚申である。

平成25年2月にマツリの件の聞取り調査をした。

お話ししてくださったのは下垣内のN夫妻だ。

トーヤ(頭屋)座を廃止され神社祭祀に移ったと云っていた。

そのときに聞いていたのが祈年祭である。

夫妻に教えてもらったうる庚申の場を探してみた。

和田村講中が寄進した青面金剛石仏前に祭った竹製のハナタテとゴクダイが残っていた。

そこで行われるうる庚申について尋ねたかったのだ。

この日に集まっていた氏子たちにその件を尋ねた。

平成26年は旧暦閏年。和田ではどうやら大の月に行うそうだ。

日程はまだ決まっていない。

和田では庚申トアゲと呼んでいるうる庚申。

9月か10月辺りになるそうだ。

講中は上・下垣内であるが、上は解散したこともあり、直前ぐらいに日程が決まる。

決まれば区長から連絡すると伝えられた。

ありがたいことである。

直会の座におられた桑山宮司は小夫や和田の他にも兼務社を勤めている。

話しを伺えば白河(しらが)も吉隠(よなばり)もそうである。

この日に訪れていた白河の秉田(ひきた)神社。

「ケイチン」行事で行われた弓・矢の映像を見てもらった。

「ケイチン」行事は旧家の特定家の営みであるゆえ、宮司は出仕されない。

初めて知ったと云う。

この月の23日には秉田神社の祈年祭に出仕される。

村の人たちとお会いされるので聞いておきたいと話していた。

この日の出合いはありがたい繋がりになったのである。

桑山宮司が出仕される吉隠の行事も教えてくださった。

吉隠には山頂に鎮座する春日神社と集落中央辺りに天満神社がある。

かつて山頂にあった5軒集落。

正月初めに春日神社に登って弓打ちをしていると云う。

かつては旧暦の1月8日であったが、今では成人の日の前日の日曜日だ。

当日は祈年祭。

弓打ちのケイチンやオンダ祭もあると云う。

オンダ祭は籾撒きをして松苗を植える所作がある。

それを終えて座ヨバレ。

区長も参集されるので7人の集まりであると云う。

(H26. 2.11 記)

三谷菅原神社の紀元祭・神縄掛祭

2014年08月09日 07時36分28秒 | 桜井市へ
桜井市の三谷でカンジョウナワ掛けが行われる。

12月初めに掛けられたカンジョ場は9日に降った雪が田畑に残ったままだった。

午後3時ぐらいだったら山影に隠れるわずかな光で映えるだろうと思っていたこの日は2度目のカンジョウナワ掛け。

紀元祭の神事を終えたヤド隣組の二人が2月のカンジョウナワを掛ける。

12月の房はカシの木であったが、2月はシキビ。

ここにも神仏混合の名残がある。

2度目のカンジョウナワを掛ける前に村の春祭りの紀元祭こと祈年祭が行われる。

建国記念日の村行事である。



この日の祭典はトシホジと呼ぶ年祝い祭。

42歳になった初老の厄祓いや還暦・米寿祝いも兼ねている。

カンジョウナワは12月の山の口座の行事と同様に、予めヤドおよび隣家の手伝いさんが作っておいた。

拝殿に奉って祈願する。



祭典を終えれば、祈願したカンジョウナワを12月に掛けた同じ場所に運んでいく。

祈祷されたカンジョウナワを抱えているのはヤドの息子さんだ。

30年ぶりに村へ戻ってきて「何がなんだか判らない浦島太郎だ」と話す。

村行事に慣れ親しまそうと懸命に動きまわる。

村の先輩に教わりながらカンジョウナワを掛ける息子さんだが、ツナに房を取り付けるのは先輩だ。

取り付けやすいように工夫しているから助かると話す。



12月の房は葉付きのシラカシであるが、2月のカンジョナワはシキビである。

南側の木に巻き付けて引っぱる息子さん。



外れた幣を付ける場も判らず、12月に掛けたカンジョウナワを手本に調える。

青空になった天を見上げて誇らしげな顔をみせる。



三谷のカンジョウナワは垂れ房の間隔が広い。

三つの房とも写真におさめるのは困難だ。

前年12月に掛けたカンジョウナワが重なる部分はここしかないと思ってシャッターを押した。



こうしてカンジョウナワ掛けを終えた。



三谷ではこれらを含めて神縄掛(かみなわかけ)祭と呼んでいる。

掛け終われば、もう1組あった垂れを直ちに川へ流す。



12月もそうされたが、「なぜにこのようなことをするのか判らない」と云う。

穢れを流すような在り方にまたもや宿題をもらった三谷の行事であった。



三谷の春祭りは3月初めにも行われると話す。

モミマキもある祭りは御田祭だ。

松の芯にモミを包む。

サクラの木で弓も作るというからケイチンであろう。

かつては本物の牛を連れてきて耕す所作をしていたと云う。

機会があれば是非とも拝見したい春祭りである。

三谷の行事を斎行された橋本宮司は大字笠も兼務されている。

笠には一月ドーヤもあれば三月ドーヤもある。

秋にはマツリドーヤもあって東・西ドーヤが勤めるそうだ。

年に六トーヤのマツリがあると云う。

マツリは家で祭るトーヤ行事。隔年になったようだ。

その他にもある笠の村行事。

この年の2月初めは「トシホジの祭」で年祝いの行事。

おそらく三谷と同様の42歳になった初老の厄祓いや還暦・米寿祝いのようだ。

2月の行事はもうひとつある。

19日に近い日曜日に行われるケイチンである。

それはおそらく蟇目祭(ひきめさい)であろう。

(H26. 2.11 EOS40D撮影)

天落神六社権現の宮

2014年08月08日 07時25分36秒 | 桜井市へ
桜井市小夫から和田を経て下る小夫バイパス線。

初瀬ダム辺りに遷座された天落神(あまのおちがみ)六社権現を祭る六社権現講があるようだが、営む講中は萱森の他の大字もあるらしい。

平成5年4月に発刊された私本『萱森風土記』によれば長谷寺の三社権現と天落神の六社権現の創始は天平年間・長谷寺開創の徳道上人の発願によるそうだ。

線刻の宝篋印塔が見られる磐については、六社権現講が建之された石碑の由緒書きに「旧暦一月十一日に輪番の六社権現講が綱掛けをする」とある。

旧暦一月十一日と云えば、長谷寺境内の三社権現の綱懸け行事がある。

大字下の森・出雲・柳原の下之郷、大字吉隠・角柄・柳は中之郷、大字萱森、中谷は上之郷だ。

それぞれ下・中・上の郷が祭る三社権現の綱懸けは2月10日にされたようである。

当日は生憎の仕事日で出動できず、翌日の11日に訪れた天落神社で拝見した綱掛け。

おそらく大字萱森の輪番垣内が天落神六社権現の綱掛けをされたと思われるのであるが、三社権現の綱懸け行事の出発前であるのか、それとも三社権現を終えてからなのか判らなかった。

(H26. 2.11 EOS40D撮影)

プライスカット天理北店松花堂弁当

2014年08月07日 06時36分03秒 | あれこれテイクアウト
奈良市の北椿尾から桜井市の山間を目指すこの日の昼。

手持ちのカップ麺はない。

国道169号線を通った天理市の別所町。

そこにあるお店はプライスカット天理北店。

櫟本の住民もよくお買い物にくると云う最適な地である。

求める昼食はお弁当。

どれにするかは値段次第。

そう思って貼ってあったシールに目がいく。

普段なら398円の松花堂弁当が、この日は298円だ。

100円もお得な弁当で決まり。

袋は不要と伝えればさらに2円引き。

少しでも助かるサイフの中身をサービスしてくれる。

白河のケイチンを現認して落ち着いた時間が丁度昼どき。

車中で食べる。

ご飯は二種類。

黒ゴマを振り掛けた白ご飯に山菜に醤油で炊いたイロゴハン。

なんと大きな梅干しが乗っている。

量が少なめであるのが気にいったご飯類。

それにしてもおかずの種類が多い松花堂弁当。

焼きシャケ、シューマイ、鶏の照り焼き、エビの天ぷら、カキアゲの天ぷらは中央に配置している。

脇役に盛った煮ものはレンコン、コンンニャク、ニンジン、シイタケ、タケノコ、コーヤドーフ、ゴボウなどなど。

一品ずつだが豪勢に見える。

他にはヒジキ豆や酢ものの春雨。

いずれも小品であるがおかずの美味しいこと。

満足の部類に入る松花堂弁当に敢えて注文するなら、天ぷらに塩が欲しかった。

(H26. 2.11 SB932SH撮影)

白河秉田神社の鬼鎮

2014年08月06日 07時19分00秒 | 楽しみにしておこうっと
4日前に下見に訪れた桜井市の白河(しらが)。

神社があるはずだと思って、慣れない集落道を通って行くが道路は工事中で通行不能だった。

諦めて下った畑におられた婦人に聞いた秉田(ひきた)神社は急坂を数百メートルも登る地に鎮座する。

その婦人は神社で「ケイチン」行事をしていると話していた。

『桜井町史』によれば「ケイチン」は「鬼鎮」と書いてあった。

「ケイチン」は村行事ではなく、旧家の特定家6軒の営みのようだ。

その6軒以外の村の人は知らない行事だと話す。

伺った婦人は6軒のうちの1軒だったので判った「ケイチン」を拝見したく再訪した白河。

当番の2軒が梅の木の枝で作った弓・矢で「鬼」を射ると云うのだが、時間帯は2軒の当番で決められるので判らないと話していた。

この日にされることを信じて北椿尾のとんど取材を終えて急行した。

裏道の農道を登っていった。

この日は祝日だったので道路工事はされていない。

秉田神社は見つかったが、それらしき村人はいなかった。

参拝を済ませて帰ろうと思ったときのことだ。



傍に立っていた木の下にあった白い紙。

もしやと思ってみれば「鬼」の字の書である。

「ケイチン」は既に終わっていたのだ。

鬼の的の枠組みも、弓も、矢もすべてが梅の木の枝である。



実にシンプルな手作りである。

鬼の的には2本の矢が刺さっていた。

その辺りをみれば前年の弓・矢と思われる残骸もあった。



映像では判り難いが、左側である。

このとき訪れていたハイカーは、その残骸にまったく気がつかなかった。

「ケイチン」を意識していない男性は発見できなかったようだ。

秉田神社拝殿前に建ててあった燈籠に刻印があった。

左側の燈籠は嘉永七年(1854)三月に建之された白山大権現。

右側は同じく嘉永七甲寅年三月に建之された春日大明神である。

鳥居前にあった石塔は天保十二年(1841)七月に寄進された大神宮だ。

「ケイチン」の痕跡を拝見したお礼に立ち寄った婦人の家は区長家。

婦人が云うには、6軒の営みであるが、当番の人しか行かないようだ。

矢は一人ずつ、鬼に当たるまで射ると云う。

この年はおそらく9時にしたようだと云う。

最近発行された『大和さくらい100選』の伝統行事の一つに「白河のケイチン」が選ばれていることを知ったのは後日だ。

桜井市各地でされているケイチンとも呼ぶ鬼打ち行事は白河の他に小夫、鹿路、吉隠、三谷もある。

市内外からの公募400点余りから選択された結果であるが、何故に白河が選ばれたのか判らない。

(H26. 2.11 EOS40D撮影)

北椿尾町のとんど

2014年08月05日 07時17分46秒 | 奈良市(旧五ケ谷村)へ
稲荷講が参拝される寒施行の際に聞いていた奈良市北椿尾町で行われるとんど。

祝日の建国記念日の早朝にされると云っていた北椿尾町のとんど場は3カ所だ。

かつては正月の小正月になる15日の朝にしていたと云う。

椿尾橋を越えて上がり口を登っていく。

上の集落に行こうとした通りすがり。

畑の中で煙があがっていた。

そこでは十数人の村人たちが集まってとんどの火でモチを焼いていた。

遠目で拝見したモチ焼きの様相。

竹の先に刺してモチを焼いていたのである。

取材はしたいが、上の集落のとんどが始まる時間に間に合わないと判断してさらに登っていった。

聞いていた上の集落のとんど場は中地区の大久保垣内。

前日までに刈っていた青竹を組んでいく7人。

適度な長さに伐ってとんどを組む。

正月を飾った家のオシメサンをひとつ、ひとつ繋いで長くする。

繋いだオシメサンは二本にした。



それを巻き付けるとんど組み。

とんどが倒れないように巻きつけたのである。

内部に入れたマメギに火を点けるが、方角、火点け役は特に決まりもなく、誰でもかまわないと云う。

燃え上がる中地区のとんどは北尾町の山の中だ。



向こう側に見える処は天理の山を駆けあがる名阪国道。

そこは高峰山辺りであろう。

たちまち燃え上がるとんど。

焼けた竹の葉が旋回する。

遠くから聞こえてきたドラミング。

木を突くゲラと思われるがその音だけでは同定できなかったが、鳴き声からコゲラだった。

鳴き声の方角は南椿尾。

宮さんにゲラが住みついていると話す。

大久保垣内よりさらに上になる「上地区でも同じ時間帯でしているから」と案内してくださった。

その地は4戸の集落の大磯垣内。



とんどの火点けは既に終わっていて、煙が立ちあがっていた。

火が消えるころの下火状態のとんど。

おもむろに竹の先をナタで割って先を尖らした男性。



モチを刺してとんどの残り火で焼いている。

とんどで焼いたモチを食べたら歯堅め、虫歯にならないと云う。

そう云って小さな子供たちがモチを食べた。

村内では珍しく、小さな子供たちが住んでいる大磯垣内。



微笑ましいとんどの在り方をすぐ近くまで寄って見て、食べた。

先の将来、村を背負ってくれる人材になることだろうと思った。

かつて子供が大勢いたころは書き初めをした習字の書を長い竹にさして翳していた。

熱気に煽られて天まで届くぐらいに高く揚がった。

習字が上手くなるのだと話す。

大磯垣内のとんどを拝見して大久保垣内に戻った。

火の勢いはおさまっていたが、とんどのモチ焼きはされていなかった。

コゴメで作るドヤモチもしなくなったそうだ。

とんど場の下に設置していたイノシシ捕りの鉄製のオリ。

おびき寄せるエサはコメヌカだ。

早く腐らせて臭いで釣るコメヌカ。

乾けばイノシシは見向きもしないらしい。

北椿尾城山の標高は522m。

イノシシどころかサルやシカも出没すると云う。

この日の昼は北椿尾の初集会。

決算報告や村行事の日程などを決められる。

その日に合わせて行われるとんど日。

15日が祝日であった時代は村人が集まりやすい日だった。

ハッピーマンデー施行によって替えられたようだ。

(H26. 2.11 EOS40D撮影)

明星評判屋わんたん麺

2014年08月04日 07時12分42秒 | あれこれインスタント
自然観察会は昼を挟んで行われる。

いつもならお弁当を持ってくるが、今回はカップラーメンにした。

カップ麺を初めて持ってきたのは平成24年2月のこと。

グッチ先生はいつもそうしていることを知って持ってきたのだ。

今回は明星評判屋のわんたん麺。細いノンフライ麺だ。

しなやかな麺と謳っている。

ノンフライ麺は湯戻し4分間。

一般的なカップ麺よりも1分長い。

それだけ湯を含む時間が要るのであろう。

冬場は寒い。

ポットに入れた湯も冷めやすいし、外気に触れればさらに湯温が下がる。

丁度の4分間。

ほどよい塩加減の香りが昇った。



麺はほぐれず固まったまま上がってくる。

鶏だし塩味が利いているわんたん麺。

出汁は濃いめでコクがある。

美味い味に喉も緩む。

ツルツルとは云えないが、出汁が特に美味いのである。

疲れているときには最適な味の塩加減が気にいったが、寒いアウトドアには不向きだと思った。

(H26. 2. 9 SB932SH撮影)

野遊び⑧in馬見丘陵公園

2014年08月03日 06時40分44秒 | 自然観察会
馬見丘陵公園は河合町、広陵町、香芝市などに跨る標高70m程度の東西約3kmで南北が約7kmにもおよぶ広大な丘陵地。

馬見古墳群も見られる集積地でもある。

事務所の所在地は河合町佐味田。

駐車場は無料、公園も無料で県民憩いの場である。

Sが予め作ってくれた「馬見丘陵公園圏内マップ」には観察できるカモ鳥をレイアウトしてくれた野鳥図鑑。

ありがたく、参照しながら出発した。



コゲラとルリビタキは鳴き声だけで姿は見られず、アオサギは気配を感じて飛んでいってしまった。

2家族の参加であったが、のんびり・ゆっくりした観察会もいい。

昨日は雪解けで寒かったが、本日はお天気よろしくである。

馬見丘陵公園でみられた野鳥はさまざま。

下池に跨る橋付近に生えている葦原には小さな鳥がやってくる。

一直線に立つ葦にしっかりとまった鳥はメジロにシジュウカラだ。

池面側の藪の内側。

愛くるしい目をしたジョウビタキにはピント合わせは難しい。

シメが刈りとった草むらにいた。

遠目で見たが、何か黒いものを食べている。少しずつ、少しずつ近寄った。

馬見丘陵公園を散歩する人はまったく気づかない。



通りがかる人もいるが、気にもせず食べていたシメ。

至近距離はわずか数メートルだ。

寄りすぎて飛んでいった。



何を食べていたのか探してみたエサはエノキの黒いタネだった。

白い糞を落として飛び去った痕跡があった。

小型の鳥は落ち着くことがない。

あっちこっちに飛び交う。

その点、双眼鏡でとらえやすいのは水鳥だ。

馬見丘陵公園の下池・上池で見られる。

一番多いのはカルガモ。



フロートを結ぶロープの上にのっかって行ったり来たりしている。

カイツブリのように水面下を潜ることができないからそうしている。



葦に飛んできたのはメジロだ。



葦ノ原にはシジュウカラもやってきた。



コガモの♀がすいすいとこっちへやってきた。

多くのマガモに混じっていた異なる色彩姿はヨシガモだ。

頭は茶色で顔は緑。写真はもうひとつだが、双眼鏡で見た長く伸びる尾羽が美しい二羽の♂。

周りには♀が4羽。

一夫多妻なのだろうか。



草むらの中に潜んでいたのはジョウビタキ♂だ。



アオジもいたが、雑草の中。暗くてピンボケになった。



朝一番はもっと雪が積もっていた・・。



金剛山・葛城山山系の雪景色はなんとなく神々しい。

何をみつけたのだろうか。

池堤下の傾斜地でついばんでいるホオジロだ。



手前にはビンズイもいた。



もう一羽のビンズイも近くでエサを啄んでいた。



馬見丘陵公園から遠望した若草山。

この年は1月25日に山焼きが行われた。

伸びていた草は焼かれて消えた。

山に積もった雪はまだ残っていたが、昼過ぎには消えた。

この時期の馬見丘陵公園は咲く花が少ない。

小さなエリアに梅林がある。

僅かであるが咲いていたが樹木周りに落ち葉は寄せていない。



黄色いのはロウバイだ。

家庭に植えている処が多くなったと思う。



赤い花はアケボノアケビ。

鑑賞用に植栽された園芸品種であろう。

見慣れない実があった。

常緑つる性の木で実は卵状の球形。

なんとなく複眼のように見えた。



ヨシガモの♂(右)と♀(左)が泳いでいた。

頭が緑色の♂。

後頭部の羽毛が長く伸びている。

美しい羽毛は「三列風切羽」と称される。



ハンノキの雄花が風に揺れていた。

ぐるりと回ってきた観察会のコース。

少し歩いては観察。

もう少し歩いて観察で距離はそんなに動いていない。

公園内は奇麗に清掃されている。

履いた落ち葉は向こう側に集めていた。

梅林の株周りに寄せればいいのだが・・・。



伐採された枯れ木にたくさんあったキクラゲ。

美味しそうな姿である。

30年ほど前のことだ。

家の裏山(恐竜山)で採ってきたシロキクラゲを洗って山葵醤油で生食したことがある。

シャキシャキ・コリコリした食感は今でも忘れられない。

これも食べられると思ったが・・・公園内の植生に手をかけることはしない。



キヅタの実はバクダンのように見えた。

馬見丘陵公園にある設置してある樹木の名札プレートを裏返せば小動物や昆虫たちの住処だ。



ヤモリとクサギカメムシの冬籠りだ。

越冬昆虫は他にツヤアオカメムシ、ヨコヅナサシガメ、ナミテントウ、クモなどもいた。



解散してから見た駐車場の樹木に飛んできたヤマガラで〆た。

この日に観察した野鳥はヒヨドリ、シジュウカラ、エナガ、ジョウビタキ、キジバト、シメ♀、メジロ、アオジ、アオサギ、ビンズイ、ホオジロ、ハシブトカラス、ハクセキレイ、シロハラ、ヤマガラだった。

水鳥はマガモ、コガモ、カルガモ、コガモ♂♀、ホシハジロ♀、ヨシガモ♂♀、カイツブリである。

鳴き声で聞いたのはコゲラ、ルリビタキだ。

(H26. 2. 9 EOS40D撮影)

盆売展のふるまい

2014年08月02日 09時00分44秒 | 大和郡山市へ
大和郡山市で盆売展が始まった。

市制50周年を記念して始まった盆売展も今年で11回目。

毎年楽しみにされている方も多い。

雪も溶けて雨になったがたくさんの人が来られている。

本日、初日限りのふるまい。



白玉ぜんざいをよばれてほっこりした。

白玉ぜんざいは塩町えびすさんで振舞われるぐらいにとっても美味しかった。

(H26. 2. 8 SB932SH撮影)