オリジナル鍛造ビレット総削り出しホイールのディテールをご紹介!
製造は富山のTAN-EI-SYA Wheel Supply(TWS)さんです。
8,000トンプレスによる裂開鍛造ビレットを切削して製作してます。
製作にあたっては、単純に軽さを追求するのではなく真円精度と剛性を通常品を上回る
物にする事!
これ言うのは簡単なんですが・・・
(ものすご~く苦労しました)
強度試験もPCD98基準でなくPCD100の基準にて設計しました。
更にJWLのテスト基準よりも厳しい条件設定にてテスト。
お陰さまで完成までには数セット以上のホイールを消化。
因みに他社の鋳造ホイールを同じ基準でテストしましたがその多くがテスト途中で
クラック等が発生しました。
今回は同じ基本設計ですが 2パターン のホイールをリリース。
まずはバージョンA!
ともすると、表面の切削痕の削り模様に目が行くと思いますがスポークのサイド面更には
通常見えない裏面の切削はバランスを重視しつつ徹底的に行ってます。
表面処理に関しても新しい試みとして、切削後にポリッシュしてクリアを2コート塗装した上にブラックアルマイト処理してます。
(これ物凄く手間暇掛ってまして・・・ 通常の塗装と比べるとコスト10倍・・・)
又、窒素充てんを想定してツィンバルブ仕様にしました。
(シングルバルブの場合、完全にエアーを抜くのは理論的に無理なので)
此方が、バージョンB!!
此方は粉体焼き付け塗装にて、ドラコレッド・マットブラック・パールシルバーの3色にて展開です。
バージョンAとの違いは表面切削の簡略化と裏面軽量加工仕様が異なりますがスポークサイドの切削は同様に行っております。 (本当はコスト的に省きたいのですがね・・)
フィンタイプのスポークが主流?! のようですが、チンクにはこんなシンプルデザインが
良いと思いますよ!
エッセエッセ・アバルト500オーナーさんからのファーストインプレッションは
『凄い! 全然違うヨ!!』
との嬉しい感想が寄せられました。
で、今週末19日(土)&20日(日)はASM横浜 さんにてサンプル展示の予定ですのでご興味ある方は是非実物をご確認して下さいまし!
SACLAMさんも2日間常駐されるようですので、今後の開発アイテムのマル秘情報も聞き出せる?! かもしれません。
ASM横浜