MLB.COMのレッド・ソックス・サイトでは、Matsuzaka brilliant in return(松坂見事に復帰)、Matsuzaka returns in big way(松坂ローテーションに戻る)Dice-k’s scoreless start(ダイスケ無失点でスタート)などの活字が躍っていた。
エンジェルスとの試合で、6回93球、被安打3、奪三振5、与四球3、無失点の好投を見せ勝ち投手になった。防御率は、7,02とまったく冴えないが。
故障者リストに名前を連ねているときは、ボストンのファンの厳しい声も多かったようだ。WBCでは活躍したが、肝心のわがボストンではまったくの体たらくに憤慨していたのだろう。ファンばかりでなく首脳陣にも憤懣があったはずだ。
メディアによっては、昨年の18勝も打線の援護によるものと決め付ける向きもある。そういう雑音を跳ね返すためにも、今年は防御率を2点台にしておきたかったはず。しかし、不運に見舞われてしまった。
原因にWBCにあるとは、決して言わないだろうが、わたしは明らかにWBCにあると思っている。どこから報酬を得ているかを考えれば、WBCは手抜きでもいい。日の丸やサムライなんて言わないでくれと言いたくなる。高校野球じゃないんだから。 さて、ボストンはワイルド・カードでポスト・シーズンス進出は確実だろうから、ダイスケは登板すれば全勝を果たして欲しい。せめてものチームへの迷惑料になるだろう。
今シーズンMLBで投げた日本人投手は、すべてチームに迷惑をかけている。ここで今一度、先駆者の野茂投手の「先発投手は、いかにローテーションを守るか、これが一番大事なことだ」と言っている。日本人投手は、肝に銘じるべきだろう。