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大リーグ イチローの偉業

2009-09-15 12:58:57 | スポーツ

       
 すでに報道されているように、イチローはウィリー・キーラー(1894年~1901年)の8年連続200安打を破り、9年連続200安打のMLB記録を樹立した。
 MLBのホームページ、シアトル・マリナーズのサイトには、200安打おめでとうのロゴが踊っていた。イチロー得意の内野安打で……というキャプションもついていた。
 しかし、イチローの記録が偉業といわれるゆえんは、歴代のヒット・リーダーと比べても抜きんでた記録であることが分かる。ピート・ローズ、24年間で200安打は10シーズンうち連続200安打は3シーズン。タイ・カッブ、24年間で200安打は9シーズンうち連続200安打3シーズンという具合だ。
 日本の新聞やインターネットの記事も絶賛調一色だ。ところが、マリナーズの同僚の言葉やワカマツ監督のコメントがない。もっと言えば、テキサス・レンジャーズの好敵手マイケル・ヤングのコメントやイチローがマリナーズに入ったときのピネラ監督やブーン、オルルッド、キャメロン、マルチネス、ギーエンなどのコメントが取れていれば記事に深みが出ただろうに。おっと、忘れるところだったあの守護神佐々木もいる。
 今日(9月15日)の読売の朝刊には、MLB.COMからの引用でアストロズのテハダ「9年連続は途方もない」。レンジャーズのヤングは、「イチローの忍耐力には匹敵できない」といったコメントを載せている。こんなのは手抜きで褒められたことではない。
 先のピネラ監督ほかの人々にインタビューをしようとすれば、事前のコンタクトが必要だろう。そういった細かいことはしないのかもしれないし、いまどきのスポーツ記者は目先だけを追いかけているのかもすれない。
 個人的には、イチローは好きな選手ではない。特にあの物言いが肌に合わない。今回のコメントも書き言葉で表現していて硬い感じがする。イチロー・ファンには、小学生も大勢いるだろう。もっと分かりやすい言葉を選ぶほうがいいと思う。とはいっても、変人イチローは、聞く耳を持たず妥協もしないかもしれないが。