「政治家としてわがままを通させてほしい。自分のケツは自分でふく」
2月1日、都内のホテルで行われた党大会後の大阪維新の会の会合。橋下氏はそう語り、出直し市長選への出馬に理解を求めた。(産経新聞デジタル版から引用)
本当にこの字句のとおり言ったのなら開いた口がふさがらない。品位もユーモアもなく最低の比喩だ。
常々思うのは施政方針演説は別にして、予算委員会の答弁やインタビューのコメントに政治家のユーモア・センスが感じられないことだ。これは何も政治家に限ったことではない。日本人の一般的なセンスだろう。
国際社会を見据えてみると、どうしてもユーモア・センスの欠如はマイナスに働く気がしてならない。「自分で責任をとる」という比喩を考えてみるのもいいかもしれない。
「自分のコーヒーは、自分で淹れる」「ワイングラスの赤ワインは、肉の煮込みには使わない」……色々な言い方がありそうだが、外国人記者は「自分のケツは自分でふく」をどう訳すのか興味深い。それにしても、東京都に続いてまたもや税金の無駄遣いだ。