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109分緊迫感の連続。ロサンジェルス市警パトロール巡査白人のブライアン・テイラー(ジェイク・ギレンホール)とメキシコ系のマイク・ザヴァラ(マイケル・ペーニャ)の受持ち地区は、LAで指折りの危険地帯ニュートン。ギャングや麻薬組織の殺し合いが日常茶飯事。命がけのパトロールが続く。
ドキュメンタリー・タッチでリアルな描写は観る者を放さない。ギャングの車を追跡するオープニングからぐいぐいと観客を引っ張っていく。フロントガラス越しの銃撃戦は、ロサンジェルスで本当にこんなことが起こっているのだろうか。 と思ってしまう。
こんな描写を見せられると、日本の警察なんて子供の遊びみたいに思ってしまうから不思議なものだ。
パトロール警官にも妻や子供、恋人もいる。結婚式や出産などの日常もさりげなく挟まれていて、殉職する警官の背景が心に沁みる。
ネタバレになるが、ブライアンもマイクもギャングの恨みを買い銃撃され倒れるが、白人のブライアンが生き延び、メキシコ系のマイクが殉職するという結末になる。二人とも殉職してもおかしくない場面なんだけどなあ。この辺は日本人には分からない部分なのだろうか。いずれにしても警察モノとしては出色の出来栄えだ。
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監督
デヴィッド・エアー1968年イリノイ州生まれ。脚本家で’01「トレーニングデイ」の脚本でLA麻薬課の刑事を描きデンゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を受賞。また、これもLA市警を舞台にキアヌ・リーヴス主演で初めて監督として撮った’08「フェイクシティ」もよかった。
キャスト
ジェイク・ギレンホール1980年12月ロサンジェルス生まれ。
マイクル・ペーニャ1976年1月イリノイ州シカゴ生まれ。
アナ・ケンドリック1985年8月メイン州ポートランド生まれ。
ナタリー・マルティネス1984年7月フロリダ州マイアミ生まれ。