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褐色のセクシーな催眠術師が仕掛けた罠「トランス」

2014-02-09 17:20:00 | 映画

                 
 「トランス」の意味を辞書で調べると「催眠状態やヒステリーの場合にみられる、意識が通常とは異なった状態。受動性・被暗示性が高まって自発的な行為が減少し、運動・知覚・思考などの異常性が誘起されやすくなる」とある。

 まさにこういう状態を映像で表現するわけで、観るほうも若干の混乱も致し方ない。発端は絵画のオークション会場からゴヤの傑作「魔女たちの飛翔」がギャングに強奪される。

 競売人のサイモン(ジェームズ・マカヴォイ)とギャングのフランク(ヴァンサン・カッセル)が仕組んだものだった。フランクの手下が催涙ガスを会場に放り投げ混乱を起こす。緊急の時にはサイモンが素早く問題の絵画をタイマー式金庫に滑り込ませることになっている。金庫室に着く前に銃を構えたフランクが絵画を納めたケースを強奪するという計画。

 ところが隙を見てサイモンは、ガードマンのベルトからスタンガンを抜き取りフランクに押し付けた。一時昏倒したが怒ったフランクは、サイモンの頭を殴打してしまう。フランクが持ち帰った袋をアジトで開けてみると、そこには額縁だけが入っていた。

 サイモンを攻めるが記憶がないの一点張り。専門医も頭の強打が原因の記憶喪失という。映画はセクシーな催眠術師エリザベス(ロザリオ・ドーソン)を中心にサイモンの記憶の掘り起こしに過去や現在が入り乱れて展開する。

 それにしても、エリザベス役のロザリオ・ドーソンの無毛の性器をあそこまで描写してあるのには驚いた。こちらがトランス状態になっても、この場面だけは鮮明に残る。時間つぶしや気晴らしには格好の映画といえる。
            
            
            

監督
ダニー・ボイル1956年10月イギリス、マンチェスター生まれ。2010年の「127時間」が話題になった。

キャスト
ジェームズ・マカヴォイ1979年4月イギリス、スコットランド グラスゴー生まれ。
ヴァンサン・カッセル1966年11月フランス、パリ生まれ。
ロザリオ・ドーソン1979年5月ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。
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