「スーパーで買ったクロワッサンは食べないわ。パン屋さんのクロワッサンにして!」気難しいフリーダ(ジャンヌ・モロー)は、家政婦のアンヌ(ライネ・マギ)に宣告する。フランスのパリに暮らすフリーダのもとで働き始めたアンヌは戸惑いをかくさない。それでも時間と共にフリーダとアンヌの心が通い始める。
ジャンヌ・モローの気難しい女主人もいいが、アンヌ役のライネ・マギが若くはないがエストニア共和国の田舎から出てきたとはいえ、上品な顔立ちと挙措に魅了された。
もう一つ魅了されたのは、フリーダとアンヌの着る服装だ。年齢に合った品のよさがうかがえる配色には、この年代の人にとって参考になるのではないだろうか。そういう意味でも必見の映画に思える。2013年7月劇場公開のフランス映画
監督
イルマル・ラーグ エストニア生まれ。
キャスト
ジャンヌ・モロー1928年1月パリ生まれ。かなりお歳を召した方にはお馴染みの女優でしょうね。1957年の「死刑台のエレベーター」で恋人を捜して夜の町を歩くジャンヌ・モローに重ねるようにマイルス・デイヴィスの即興演奏がムードを盛り上げる。 とレヴューにある。
ライネ・マギ1959年2月エストニア生まれ。