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スイスと言えば「アルプスの少女ハイジ」が有名だろう。それと共にアルプスの山々を背景とした牧歌的で爽やかなやさしさに包まれたイメージが浮かぶ。
ところが人間という生き物は、そんな風景とは全く違う側面を見せる。スイスに限らず地球上の人間はみな同じなのだろう。怠け者で自分勝手は世界共通に思える。スイスで露呈したえっと思える出来ごとがある。ニューズウィーク日本版からちょっと引用してみよう。それはスイス空軍のお話。
「エチオピアの首都アディスアベバからローマに向かっていたエチオピア航空機が副操縦士にハイジャックされ、スイスのジュネーブ国際空港に緊急着陸。イタリアとフランスの戦闘機が緊急出動して同空港まで誘導したが、スイス軍の戦闘機は姿を見せなかった。
スイス空軍によれば、理由は業務時間外だったから。事件が起きたのは早朝だったが、空軍の活動は午前8時〜正午と午後1時半〜5時に限られているという。「夜間と週末は空軍基地が閉鎖されるため出動できない」と、「予算と人員の問題だ」空軍の広報官ローレン・サバリーは語る」
まさにえっえっえー……???本当? となる。日本のブラック企業も見習って欲しいものだ。軍がこれだから市民もライフルを持ち歩くのが珍しくないともいえる。
さらに「EUなどからの移民を制限する提案を国民が可決したという。賛成・反対が拮抗していたが僅差で制限する法案が成立したらしい。
「移民を嫌うスイス人の感情は、いささか不可解だ。スイスに住む人の4分の1が外国生まれで、失業率は4%とヨーロッパで最も低く、経済は非常に好調だからだ(そのため失業率の高いEU各国からの移民が増えているのだが)」とニューズウィークにある。
この記事だけでははっきりと分からないが、例えば日本が人口減少対策に移民受け入れを緩和すれば、多数の中国人や韓国人がやってきて、それぞれのコミュニティを構築して政治への圧力団体になるとも限らないし、結果的に外国人に乗っ取られるとも限らない。
そう考えると、スイス人も同じように考えてもおかしくない。とはいっても従来のスイスのイメージの変化は確実だ。このイメージは私のイメージで、ほかの人は別のイメージをお持ちかもしれない。どんな清潔なイメージを持つ国や人でも、目先の利益を優先するという人間の習性に変わりはないようだ。