ドクター、先生、世間的には人のために献身的に奉仕する崇高な心の持ち主で、敬意を持って迎えられる職業の一つだろう。教会の牧師と同列に思う人もいるかもしれない。警官だって人のために働いているにもかかわらず、それほどの敬意を抱かないのは何故だろう。
いろいろな理由があるかもしれないが、ドクターは人の命を救うと言う究極の神の領域に踏み込める唯一の存在だからかもしれない。
そのドクター、マーティン(オーランド・ブルーム)が、担当の患者で好きになった女性ダイアン(ライリー・キーオ)が快方に向かい退院する。彼女には恋人がいて、「付き合いたくない男だ」と言いながらぐずぐずとその関係が引きずられている。
ダイアンの両親から快癒のお礼にディナーの招待を受ける。その日もダイアンはいない。ダイアンを自分のほうに手繰り寄せるためにとった手段は、なんとダイアンの服用薬のカプセルに砂糖と入れ替えることだった。これによってダイアンは、病気を再発させ再入院となる。
入院すればこっちのものとばかり点滴の薬を入れ替える。多分、病気の治癒を遅らせる薬かもしれない。何の薬かさっぱり見当がつかない。映画にはスリルもサスペンスもない。簡単に薬を入れ替える。人目をあまり気にする風でもない。
とにかく二重人格のドクターを登場させながら、平凡な作品になってしまった。信頼するドクターが悪魔になるんだから、描き方のよってはものすごく怖い作品になったはず。
監督
ランス・デイリー出自など情報がない。アイルランド出身のみ。
キャスト
オーランド・ブルーム1977年1月イギリス、ケント州カンタベリー生まれ。
ライリー・キーオ1989年5月ロサンジェルス生まれ。祖父は、エルヴィス・プレスリー。
マイケル・ペーニャ1976年1月イリノイ州シカゴ生まれ。
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