猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

佐藤 史生 「金星樹」

2006年12月13日 09時26分53秒 | マンガ家名 さ行
 画像はないし、絶版だけど、セブンアンドワイのページです。

             金星樹

 ↑ のお客様コメントにも出ていますがSFに詳しい佐藤氏の初期短編作品集。ほんとに初期のようですが、完成度は高いです。私が夜さんからお借りしたのは ㈱奇想天外社のもの。初出は、

花咲く星ぼしの群れ     別冊少女コミック  1978年8月 増刊号 
金星樹               〃      1978年4月  〃
一角獣の森で           〃      1978年6月  〃
レギオン              〃      1978年10月  〃
星の丘より             〃      1977年5月  〃

 みんなよかったけど、「レギオン」 が特に気に入りました。何? 天使と悪魔 の新解釈???大長編になりそうな内容なのにもったいなーい他の作品も短編ではいかにももったいない作品ばかりでした。デビュー当時から完成されていた方なんですね。
 完成といえば、佐藤氏の作品は作品の世界観がしっかり佐藤氏の頭の中にあって揺るがないようです。描く前にしっかり構築してから描き出すのでしょうね。
 
 巻末の解説は萩尾 望都氏。佐藤氏は萩尾氏のアシスタントをしたことがあったようです。萩尾氏が周りから相当変わった人だと思われているのは知ってましたが、これを読むとその萩尾氏から 「ド・サト(佐藤氏の愛称)奇談」 として奇人振りを暴露されてます。女性まんが家は奇人変人揃い 

 現在、引き続き 佐藤 史生氏の 「夢見る惑星」 読書中。いや~これも良いです。これは長編で、じっくり読んでます。佐藤氏はディープなファンがいるようですが、もっと評価されてもよいのでは無いでしょうか 
コメント (12)
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