猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

水野 英子 「白いトロイカ」

2006年12月27日 11時38分21秒 | マンガ家名 ま行
 先ず、水野 英子先生公認のファンサイト内の作品リストを貼り付けておきます。以前コメント欄に貼り付けておいたものですが、先生公認なので、たくさんの作品の表紙絵が見られます。残念ながらこの「白いトロイカ」は表紙絵が有りませんが、その前後の作品の表紙絵を見ると、その頃の絵柄がわかります。 ↓


                  水野英子の部屋


 夜さんにお借りしたのは1975年8月20日初版の花とゆめCOMICS全2巻。初出は1964年の52号(クリスマスの頃ね)から1965年の34号までの 「週間マーガレット」、当時小学生だった私は毎週楽しみに見てました。流石に42年経っていると、途中・途中しか覚えていませんが、覚えているコマは絵柄から情況から全て覚えているのですよ今回再見したコミックスと同じなのです。子供の時の記憶力って凄いのですね。
 
 ロシア革命より何十年も前のお話ながら、革命の萌芽漂うロシアが舞台となっています。数奇な運命を辿る少女ロザリンダと、彼女に思いを寄せる幼馴染のコザックの少年アドリアン、同じくロザリンダに恋する貴族のレオがからんで・・・。

 40年以上前の少女マンガなのに壮大なストーリー、出てくる大人のちゃんと大人の考えをしている事。もちろん主人公のたかが12~13歳の少女のしっかりして、芯の強いこと。今読んでもちゃんと通用します。時代背景もしっかりしていますし、登場人物一人ひとりの心の中まで描かれています。

 これ、違う人が描いたらコミックス10巻以上の長期連載になりますよ。コマのはしょり方とか無理ないし、今見ても当時から水野先生、上手いなあ。ファッションや建物などの背景には省略や想像の域を出ないものなどもありますが、当時の少女まんがとしては水準以上ではないでしょうか。

 小学生の私はドレス真似して描きました。この柔らかいドレープは水野先生ならでは。小学生が真似なんか出来ませんでしたよ。当時の少女はみんな憧れましたとも。

 何年か前に再販されていましたが、私知らなくて買っていませんでした。夜さんのおかげで42年ぶりにラストが分かりました。ありがとうございます
 再販ものが まんだらけ にあるのを見ました。
 
コメント (2)
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