猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

ノリノリでした。 「ドリームガールズ」

2007年02月19日 13時40分02秒 | 映画
          すごくよかったですよ、これ!!

 何が良いって、歌が良いですだんなも私も足の指がリズムを刻みっぱなしでした。全部ミュージカル用の新しい歌なんですが、当時の雰囲気ぷんぷん。
 1962年が始まりのお話で、黒人音楽、モータウンサウンド、R&Bとくればだんなの好みばっちりなので、早々に見に行きました。元は1981年初演、トニー賞6部門受賞の傑作ミュージカル作品です。
 スクリーンによみがえっても、ゴールデン・グローブ賞主要3部門受賞、アカデミー賞6部門ノミネートの実力映画です。いろいろ評判が良くても、自分で気に入らなきゃ私も褒めないですが、完成されててすばらしい映画だと思います。
 
 「ソールトレイン」を毎週土曜日の夕方楽しみに見ていただんな達、(3歳年下の私はその後の 巨泉さん の 「ビート・ポップ」 でしたが)、1960年代の東京の高校生はR&Bに夢中だったようです。
 私が埼玉の中学で タイガースならトッポの花の首飾りだけど、エメ伝 (エメラルドの伝説) のテンプ (テンプターズ) よりなんたって大人のモップスよね~なんぞと生意気言ってた頃、だんな達都会の子達はモータウンレコードをジュークボツクスでかけたり、ジャズ喫茶で首振ってダンモ (モダンジャズ) を聞いていたんですねー。

 この映画、当時の音楽業界事情が次々と出てきます。モータ○ンレコードみたいなレインボーレコードとか、この3人組はシュープ○ームスそのものでしょ、とかこれ、ダイア○・ロスよねとか、きゃ~ジャク○ン・ファイブよーとか、あの人のあのエピソード、この人のこの事件、いっぱい出てきます。
 そっくり事実じゃない、でも全部嘘じゃないよね。
 複数の人のエピソードを一人でやってたりしますから、こういう人がいたんだと思われても困るでしょうけど、当時絶対あったはずというエピソードがわかって覗き趣味的にも面白いのです。
 
 映画としても、途中でいろいろあってもグループとしてはテンポよく進む成功譚としての前半、もちろんそれだけじゃすまないツケの回ってくる中盤、すべてわかって大団円の終盤と息もつかせず見せます、魅せます。当時のことを知らない若い人にも音楽業界裏話として面白いと思いますよ~。もちろん50歳台の方で音楽好きは絶対見ておきたい映画でしょう。
 台詞がそのまま歌になってという、私はあまり好きじゃないミュージカル映画の進み方も、この映画は自然に歌う場面になって違和感ないのがとても好感持てました。

 出演者がまたすごいのですがジェイミーフォックス、「ディスティニーズ・チャイルド」としてデビューし、その後ソロに転身したビヨンセ・ノウルズ、幅広い活躍を見せるエディ・マーフィの他にも一流キャストが目白押しですが、なんと言っても新人ジェニファー・ハドソンがすごかった~~。すごい歌唱力で、アメリカの歌手をよく知らない私はすでに有名な人なのかと思ってたくらいです。


 昨年暮れからわたしが見た映画 「武士の一分」 「NANA2」 「硫黄島からの手紙」 「007 カジノロワイヤル」 「墨攻」 (アンディ・ラウ素敵だったけど) の中ではこれが1番でした。あれっ、一昨年の3月にも レイ・チャールスの伝記映画 ジェイミーフォックス主演の 『Ray/レイ』 を褒めてますね。この頃の音楽題材の映画なら何でも好みなのか・・・。いえ、この映画はいいですよ~~ (汗汗)


         映画の情報はこちら   →   ドリームガールズ
               

 映画を見に行った当日 (2月18日日曜日) は第一回東京マラソンの日でした。銀座の地下鉄から上に上がると、沿道で振る旗を配っていて、ちょうど最初の車椅子の先頭選手がシューンと目の前の道路を通っていきました。映画を見終わると銀座方面はすべて通り終えていてもう見られませんでしたけど。帰りの車中にもボランティア帰りの人々がいっぱい乗っていました。雨の中、皆様ご苦労様でした。

                
           
              配っていた旗



コメント (5)
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