今日は決勝です。
「M&Y」は、予選を2位で通過しました。 決勝には、予選の6試合の得点のうち、一番悪い点数を除いた5試合の得点を合計して、その点数の高い順に12チームがエントリされました。
日本チームのプライマリは、「ステッピー7」が5位、「救鼠GO秒」が9位でいづれも予選突破して決勝に進出しました。 一方セカンダリは、「LINK」が1位で予選通過(すばらしいなぁ)、「EMERGENCY!!」が10位でした。
それぞれ、12チームがマルチチームをかえて4試合やることになります。
ところで、本日は、パドックに私やM&Y母がいつものように入ると、審判のケイトが「今日はメンターや家族はパドックに入れません。」と追い出されてしまいました。 そのため、他のチームとの交渉も、選手本人がしなければなりません。 本日のマルチチームは中国チームなので、中国語で交渉しなければなりません。(メンターも含めて英語が判りませんでした。)
ここで、関東ブロックの事前説明会で配布された中国語の資料が、とても役に立ったそうです。
曹先生ありがとうございました。
メンターや親をシャットアウトするのは、良いことだと思います。 ただ、最終日ではもう手遅れだし、肝心の中国チームは、セカンダリの同型機のプログラムを移植しているので、親や先生をシャットアウトしても、ダメなんだよなぁ。 先生もプログラミングしてたけど、セカンダリの選手がしているのだもの。
「M&Y」は、中国(予選12位)、中国(予選13位)、ポルトガル(予選10位)、ドイツのチーム(予選8位)と組むことになりました。
まずは、中国の「Shenzhen Mt. Nan Foreign language School」というとても長い名前のチームです。 このチームのロボットはLEGOで作成されていますが、やっぱり、スピード重視のように思います。 なんで、レスキューにそんなにスピードが必要なのか?
中国チームが先に出発しますが、やっぱりギャップや障害物で外れます。 まあ、このスピードだとしょうがないように思います。 別にタイムトライアルじゃないんですけどね。 「M&Y」が傾斜路を登る頃には、既に競技を終了して、あたかも「M&Y」は一人旅・・・という雰囲気でした。
2番目も中国のチーム「Shenzhen Children's Palace」です。 このチームのロボットもLEGOで作成されています。 しかし、やっぱりスピード重視です。 中国人って・・・。
今回も中国チームが先に出発します。 先ほどのチーム同じように、やっぱりイベントがクリアできません。 先ほどのチームと違うのは、2階に上がってからランダムに走り回ります。 この走行がとても荒々しくて、2階の楊枝を撒き散らします。 この撒き散らした楊枝が、傾斜路にまで広がり、「M&Y」のロボットは傾斜路の上の部分で、90度回転ができなくなりました。 おかげで、傾斜路から2階の部屋に入ることができずに、ギブアップしました。 がくっ。
3番目はポルトガルの「WAVE」です。 自作マシンで大きな後輪で駆動します。 もう一つのポルトガルのチームとロボットは同じ構造のようです。 スピードもあり、正確性もそこそこのようです。
「WAVE」に先発してもらって、「M&Y」も出発しました。 「WAVE」は、順々に得点を重ねて行きます。 ところが、2階の部屋に入ると・・・一人も被災者を発見せずにすぐにゴールをしました。 「これって、あとは任せたってこと?」 任された「M&Y」は、2階まで慎重に上がり、ダブルお掃除作戦で、順々に被災者を発見して行きます。 しかし、大量に撒かれた楊枝を集めすぎて山になったゴール前を自分が越えられなくなり、ゴールができませんでした。
この走りが、マルチチームの4位でした。
(もし、これがゴールできていれば、マルチ1位だったのですが・・・残念!)
でも、ポルトガルのチームは楽しいです。
そして、最後はドイツのRohe先生のところの「The Crazy Robots」です。 本日のこれまでの3試合は練習で、この4戦目に賭けてきました。 事前に綿密に相談して、「M&Y」が先行し、「The Crazy Robots」が1分30秒後に出発することも確認済です。
「M&Y」はまあまあの走りで、1階の3部屋目の銀の被災者を一人置き去りにしただけで、2階に行きました。 ところが、2階の壁にぶつかるときにギアに楊枝が挟まってしまい、(モーターに過負荷が掛かったためか)RCXがストップ状態になってしまい、続行不可能となりました。 やむなくギブアップとなりました。 「The Crazy Robots」のほうも、まあまあの出来で2階にきましたが、被災者を発見しないまま、ゴールしました。
この走りは6位でした。
まあ、ドイツチームとは、楽しく競技ができたし、Rohe先生やNolte先生とも楽しく会話ができたので、良しとします。
競技の後で、「The Crazy Robots」に(縁日の)ヨーヨーをプレゼントしました。 みんな、ヨーヨーをたいそう気に入ったようで、ずっとボヨンボヨンとやっていました。 いや、他人に当てて楽しむおもちゃや、武器じゃないんですけど・・・。
これで、蘇州世界大会での「M&Y」のすべての競技が終了しました。
恒例の?ドイツチームと日本チームの写真を撮りました。 (写真を撮っている間も、ヨーヨーをボヨンボヨンしているドイツ人)
あとは、発表を待つばかりです。