都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

難波から天王寺のLRTは面白い

2013-01-12 07:23:23 | 都市計画

 新聞によると15年度に着工とある。天王寺動物園を通過するというのも面白い。LRT(トラム)は先日アムステルダムで利用して、低速でもあり、歩行者との共存ができること、都市内で乗り降りが便利なこと、観光の足としても路線が明解で使いやすいことで日本でも利用できたらと思っていた。<o:p></o:p>

 天王寺から通天閣、電気街、難波のルートは独自の面白さがある。また、難波は御堂筋の軸だが、天王寺は谷町筋の軸で西にそれておりLRTは横の軸をつなぐ意味合いもある。更に、難波から天王寺は「大阪モダン」とも言うべき施設と界隈性、雰囲気があり独自性がある。大阪の都市力は低下傾向があり、都市内のパイの取り合いが懸念されるが、エリアの独自性を発揮するのは都市内競争ではなく、都市の中の品揃えが増える「都市内協調」につながり、結果的に「都市間競争」の優位性になる。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 同じような街並みや用途を目指すより、歴史や文化資源を活用した「他とは違う」、「ここにしかない」という差異が集客や賑わいの源だ。LRTはそれを生かす良いインフラだ。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする