Sonyの全集で良いなと思い、移籍先のDGを聴く。シベリウスには驚愕した。
まず、サロネンの指揮が独自でシベリウスの暗さがなく、輝いている。北の国での夏のようだ。しかも、ハーンの演奏も絵画的で、短い線を組み合わせたような弾き方、強く真っすぐ引っ張る弾き方、強弱をきれいにつける弾き方など自由闊達で、しかもそれを支えるテクニックがある。
ハイフェッツの正確性と音の色気、オイストラフの実直とダイナミクス、グルーミオーの音色と安定などを凌駕している。
驚いた、聴いていて楽しい。祇園東の小桃姉さんもとも盛り上がった
ぜひ、コンサートで聴いてみたいものだ、そのためなら海外でも。