一年中ある雲母漬( http://www.kiraraduke.net/about/ )は小茄子の白味噌漬けで一条下り松を上がったところ。こちらは東だが、西には谷寛のこめ泥棒があり、茄子と胡瓜などの甘い辛子漬けだ。どちらもねっとりして、懐かしい匂いがする。味は濃い。
こめ泥棒は「春の使者」で2,3月しかない、ちょうどいかなごの釘煮の時期くらいだ。賀茂川で御園橋を下った左岸で「こめ泥棒」の看板が出ていると購える。農家としか見えないため知らないと入るのに勇気がいる。こめ泥棒の小さいのは600円、大きいのはその倍。夫婦二人だと小さいので充分。こめ泥棒は特に、しっかり固い茄子と胡瓜にねっとりたれがからむ。
ご飯にちょっぴりのせて食べると、春が来た感じを受ける。春風の香りとの連想もある。