子供の日は快晴。Allegretta(スポルティーフ 23C)に乗って大田神社に。お目当ての杜若は惜しくも、数本咲いているのみ。三角のつぼみが多い。長野から夜行で来訪した方は、落胆の御様子、平安神宮にも杜若はあるとご助言。
加茂街道はニレ科の大木の並木新緑が綺麗で走っていて楽しい。下鴨神社は前日に斎王代の禊などあったようだ。
先日、松阪で三井家発祥の地を見た。( http://www.mitsuipr.com/about/facility/matsuzaka.html )、その二日後にたまたま下鴨神社を走り、旧三井家下鴨別邸( http://kyokanko.or.jp/mitsuike/ )に入館した。(410円)。所有は国で改修費用は不明とのこと、運営は京都市文化財公開施設運営管理事業受託コンソーシアム【構成団体】公益社団法人京都市観光協会/賀茂御祖神社(下鴨神社)/三井不動産レジデンシャルサービス関西株式会社/株式会社曽根造園とある。修復や管理のコンソーシアムと思われる。
京都の本宅は油小路出水にあったそうだ。店は室町二条( http://www.mitsuipr.com/about/facility/teien.html )。
この別邸は3階に望楼があり、西本願寺飛雲閣に似る。( https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=4&ManageCode=1000059 )
主屋は明治期で木屋町三条上るからの移築、茶室は江戸期でもともとあったと聞く。庭は心字池があるが、三尊石や鶴亀島などもなく、石や燈籠が撤去されたようだ。
一時、隣接の家庭裁判所の官舎としても利用されたため、オリジナルが良く分からないとも聞いた。なお、外側はガラスであり大正に近い建築様式だ。建具と畳は京町屋と同じモジュール。しかし、便所は水洗、風呂は増築しガスのようなどアドリブが効いている。
大木が多くなごめる。これはお勧めのスポットで和んでいられる。(後記:「三井のあゆみ」を読んだが、商売、立地の選定と周辺の商業クラスター形成と消費分析、および地図に欠けており、さらに事業拡大、時代別の政策・経済との対比も少なく、平板な著述だ、まとめの地図・年代表・関連会社・重要人物の年表が望まれる)
2階と3階は特別な時期でないと公開していない。しかし、茶室と2階は貸出もしている。重要文化財でも使わない手はない。