レンガ通りのお昼だけの店が5年ぶりに復活。前は大阪で貴重な東京ラーメンが食べられるため結構通った。
今回は独立店舗で前の店の南にある路地。この辺りは戦災で焼けなかったのか低層木造が残る。
前と同じく、中華そば(780円)、大(+100円)、具大(+300円)の1,180円にする。お勘定はカウンターの上の小皿にお金をはさむ方式で、新大久保の めとき を思い出すスタイル。(めとき は大学理工学部の通学路にあった)
スープは甘く、脂も感じる。魚介系は強くない。刻み玉葱の風味が支配的で青葱を感じない。八王子系のような感じもうけた。醤油に切れを感じない。
麺は前と同じ三河屋製麺だが、今回は四角い断面で表面つるつる、噛みしめがあり旨みがあるがスープとの一体感がいまひとつ。
チャーシューはしっとり大判が2枚、メンマは薄味で固め、細めが大量で面白い。玉子は黄身の味が濃い、青さ海苔が面白い。東京風の証の三角海苔となると。
東京ラーメンだったのが5年を経て、大阪中華そばを志向しているのに変わったのかもしれない。
全体に、それぞれのパートは良いが、絵で言うと「陰影」に欠けるためバラバラな印象がある。特に甘味が強く、対比のキレがないように思う。食後はすっきりしていて清涼感もありいいのだが。
まだ開業直後であり、丁寧だが提供時間(2杯づつ作る)や、スタッフとの連携が今一つな状況だった
今後が楽しみだが、いまの味ならストライク軒の「ときめき」が好きだ