ECMはジャズで高名、透明な音質で硬め、響きもあるという近代サウンドさっぱり系が特徴。クラシカルもあり、Kashkashian(女性 ヴィオリスト)がいるが、この弾手は特にBartok Viola Concert がなんとも好きだ。
今回、Hindemith Viola Solo & /Piano を聴いたが、切れが良く変化もあり曲想も多様で楽しめた。現代音楽にも色々な表現があると分かった。
一緒に買った、Bach 3 Sonata:Viola da Gamba & Cembalo はジャズのケルン・コンサートで高名なKeith Jarett との競演、まるでクラシカルではなくバッハはジャズにもなりやすいと分かった。同じ曲をSEONでBylsma(Vc) & Asperen(Organ)でも聴いているが、まったりした古典の曲でありまるで別物だ。
なお、SEONの録音はECMに比べると、反応が遅く、ねっとりしており清楚であるがアナログ時代の音を継承していると感じた。
一般にヴィオラは声の帯域に近く親近感のある音。ヴィオリストも協調性がありおっとりした性格が多いという。ヴィオラはBartokやHindemithなど近代の作曲家に取り上げられている。
上記2曲は何とも切れが良い。夏にも聴ける曲で、鋭さと清涼感がある、いろいろ聴くのがいよいよ楽しい