風邪とSARS, MARSに今回のCOVID19がコロナ型のウイルスで、前からあるのはインフルエンザ・ウイルスであり、ちょっと内容が違う( https://www.saiseikai.or.jp/feature/covid19/influenza/ )。インフルエンザの棘はHA,MAが変化する( https://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/f73629bf882c9e97d82105aff783866a )
対してコロナ・ウイルスはスパイク(S)タンパクがずらりとならんでいる( https://www.jiu.ac.jp/features/detail/id=6822#:~:text=%E3%83%BB%E8%A1%A8%E9%9D%A2%E3%81%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E7%90%83%E4%BD%93,%E7%9B%B8%E6%89%8B%E3%81%AB%E8%A7%A6%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%A7%8B%E9%80%A0%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82 )
インフルエンザも1918年のスペイン風邪では猛威を振るった。( http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/pandemic/QA02.html )今でも、毎年ワクチンの接種があっても猛威の年がある( https://president.jp/articles/-/33053?page=2 )
これを見るにつけ、コロナ禍もワクチン2回接種で収まりそうもないが、折り合いながら平常を取り戻すのが得策だ。
研究室の同期は観光会社を運営していたが、SARSに懲りて転業した。パンデミックに終わりはない。観光政策を声高に提唱するものは多かったが、リスクに着目した見解はなかった。観光とは、我が国では過剰投資でMinsky moment( https://en.wikipedia.org/wiki/Minsky_moment )を越え、さらにコロナ禍で需要が蒸発し、今や建築中や休業中案件取引など投機的取引スキームになってしまった。
観光に頼る都市経営を選らんだ京都市の赤字は、リスク管理とITCなど進出意向のあるオフィスでの都市産業の育成など多様性が欠けていた。アベノミクスに追従し、ホテル旅館開発特化は門川大作の失策というしかない。厄災としか言いようがない。
今後の安定成長のため学生を地元で雇用する都市産業(ITCや京都ハイテク系)育成に「お宿」を不足する洛中のオフィスに転換しオフィス供給量を増やすか、若年人口増加に単身向け都心アパートに転用(内廊下以外は殆ど同じ仕様のため)し賃貸料低下を図るのが得策だ。
もっとも怖いのは、次のコロナ・ウイルスが出てこないかだ。観光業界にとっては大きなリスクとなる。