都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

大阪市の美術品ストックについて

2008-11-30 13:56:54 | 都市計画
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<o:p>  </o:p>大阪美術館が中ノ島に計画があるが、来年までに作らないと国に違約金を払う必要があるらしい。これは段取りがおかしい。もともと美術館はコンクリートのアルカリを抜くために1年前の建物竣工が必要と聞く。中ノ島に美術館を集中させる構想は確かに価値がある。但し、間に合わないなら、持っている展示物を展示しないという機会損失を考え、オフィスに仮設を作るのも一案だ。<o:p></o:p>

美術館は儲からない。それでも作ったのが、東京駅前のブリジストン美術館で都心のオフィス利用であるが、東京駅での文化の顔となっている。ボストンではイザベル・ガードナー・ミュージアムというのが高名なボストン美術館の近傍にあり、素晴らしい美術品を古い邸宅に、額にガラスもなしで展示している。( http://www.gardnermuseum.org/ The Concert (Vermeer:フェルメール) が盗難にあった。それでも展示していた見識は立派である)有名な都心美術館ではNYのMOMAがある。ここでも、額やガラスはなしで、高名なモネの睡蓮の部屋には、ベビーバギーも入っていた。(但し「個人の責任による」と書いてあり何かあったら相当なものだろうが)ここはミュージアム・ショップも有名である。<o:p></o:p>

( http://www.moma.org/collection/conservation/unveiling_monet.html )<o:p></o:p>

 あくまで仮設としてでも、大阪では梅田に北ヤードなどの開発がある。このうちの相当のオフィスを借りて空調管理とセキュリティ管理をしたら「便利で楽しめる」美術館が当面出来あがる。若し資金の調達が必要なら、美術館スポンサーをつのれば良い。(芸術の売り方―劇場を満員にするマーケティング:ジョアン・シェフ・バーンスタイン など参照)。それが無理なら、大阪市役所の一部を利用し、現入居部門が一般オフィスを借りるという案も可能性がるのではないか。<o:p></o:p>

 誠に名画をお蔵にしているのは残念で、都市として文化の発信、集客、利用者満足度の低下である。また社会的な損失であるともいえる。観光都市を考えるなら、積極的な代替案の検討が「早急に」欲しい。(個人的には見たい絵が多いのも事実であるが、大阪都心で夜22時まで開いている美術館などあればお洒落で嬉しい)</o:p>

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