都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

能登の水害に都市計画の無力さを感じる、知事のリーダーシップを発揮すべき

2024-09-30 02:24:32 | 都市計画

 被災された方々にお見舞い申しあげます

 本年1月の地震により、道路、地盤、港湾などのインフラに被害は課題となった。さらに森林の崖崩れ、堤防の被害、防波堤、橋梁など治水関連にも被害があったが、後回しにせざるを得なかった。

 それが、今回の記録を破る豪雨により、山からの木が川に流れ込み、流れを変えて想定以外の場所への被害を生んだ。真に都市計画の無力さを感じる。やはり、山を守らねば、下流や海を守れないという教訓を再度目の当たりにした。

 今後の計画では、やはり産業に見合った雇用人口と家族を拠点にとりまとめ、コンパクトに住まうのが一手と思う。
 能登の平野の少ない、海と山の迫る地形では、安全な場所が限られる。産業との兼ね合いを図りつつ、安全な集落の再形成が近道ではないだろうか。
 また、頼るべき道路などのインフラによるネットワーク形成も図り、効率的な投資と効果とすべきだ。

 土地の思い出や繋がりを重視しつつ、変化しないと計画も手詰まりになる。残すべき産業、景観、コミュニティを選別し、重点活用を考えざるを得ない

 政治・経済(企業・漁業・農業など)・住民をまとめる組織は、市単位では対応できかねるため、重大な事象のため、インフラの計画が骨子となるため、馳知事直轄での新組織対応が必要だ。計画には都市計画の災害専門家の幅広い参画を求めるべきだ、そして協働が始まる

 ここで動かなければ、知事の役割は何なのか、地方自治とは何かを考えるべきだ


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