春が待ち遠しいこの時期、ちょっと夏の思い出で、気分的に暖かくなりましょう
上の写真は、数年前にオックスフォードを訪れたときのもので、ハートフォード・カレッジの一隅です。この光景を見たとき思い出したのが、ダマスカスの中庭です。
これは、ダマスカス旧市街に残るシバイ・ハウス。19世紀に建てられた上流市民の邸宅で、一時期はドイツ大使館だったこともあります。
これも、ダマスカス旧市街にあるアズム宮殿の中庭。オスマントルコ時代の18世紀半ば、ダマスカス駐在の総督が建てたものです。第一次大戦後の短命だったシリア王国時代には、ファイサル国王の王宮でした。
写真では、ブーゲンビリアの花が見られます。今は伝統文化をテーマとする国立博物館となっています。
アズム家はダマスカスの名門で、今はサデック・アル・アズム氏が、ダマスカス大学の進歩的な教授としてヨーロッパでも知られています。
ハートフォード・カレッジでは「ガリバー旅行記」で知られるジョナサン・スウィフトが勉強しています。
ハートフォード・カレッジのHP(英語)
ダマスカス旧市街はユネスコ世界遺産です。
Wikipediaダマスカス(このページではアゼム宮殿という表記)

更に蛇足
ロンドンからオックスフォードまで、鉄道発祥国の列車で行こうとしたところ、友達に「列車はいつ来るか全然あてにならないから、バスで行きなさい」と忠告され、高速バスで往復しました。民営化後、凋落が著しいようで、2時間で行けるところに1日かかったなど、ブラックユーモアのような出来事がヨーロッパでも報道されています

もうひとつ蛇足
昨日はバレンタインデーでした。狭いヨーロッパといっても多種多様なので、よそは知りませんが、私の住んでいる地方では、バレンタインデーは家族に花を贈る日で、花屋のかきいれどきです。