宮殿に住んでいる猫さんがいます
彼らには全く自覚がないでしょうが、大切な職務を果たしている職員です
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10月16日付NZZ(新チューリヒ新聞)の記事。
タイトルは「エルミタージュのネズミ・ハンター」
新聞記事の概略
ロシア・サンクトペテルブルクの
エルミタージュ宮殿には既に250年前の王朝時代、ネズミに対する「警備員」として猫さんが導入され、公式に「宮殿の居住者」として認められていました。宮殿が美術館になってからも「公認居住者」は住み続けていますが、二十数年前に一度だけ、美術館管理者が全ての猫さんを「排除」しました。他所に「強制移住」させたわけです。
ところが、同時にネズミが急増、美術館のフロアにもおおっぴらに出没するほどに繁殖
すぐさま猫さんが再導入され「ネズミ・ハンター」として働いています。「猫職員」の「ボス」は美術館の安全保持責任者で、「職員」の去勢・避妊手術もしています。でも猫さんは増加傾向。
と言うのは「猫職員」のことを知っている住民が、エルミタージュに捨て猫
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それでエルミタージュでは年に1度、里親募集をしています。引き取り手が無かったり、もう長年「勤務」しているベテラン猫さんの場合、ずっと「永久就職」が保障されているそうです。現在「勤務中」の約70匹の猫さんたちのためには、宮殿内地下室に、ちゃんと「猫部屋」もあります。不思議なことに、猫さんの食費は、ドイツの動物保護団体が提供しているそうです。
決して紛れ込んだノラさんではなく、正規の職員です
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今日の蛇足:ゴッタルド・トンネル
同じ日のNZZで、
ゴッタルド・トンネル貫通も報道されています。
新たな世界最長トンネル、スイスのゴッタルド・トンネル貫通の瞬間
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国際面などでなく、慎ましくスイスのページ
これも同じ日のNZZに載った漫画「世紀の貫通」
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手前の2人はゴッタルド・トンネルの作業員で、抱き合ってるのは
チリの鉱山作業員