前回の続きです。
この楽器で先ずイメージするのは、シューベルトの歌曲集「冬の旅」の最終曲「ライエルマン」(日本語では「辻音楽師」)。
前回アップした演奏例とは随分違うので、別々にアップしました。
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの歌唱、
アルフレート・ブレンデルの伴奏
英語訳の字幕付き
全24曲からなる「冬の旅」は全体として寒々と暗い孤独な内容ですが、特に終曲の「ライエルマン」は、絶望と諦観だけが残されたような内容。鬼気迫るものがあります。
ネット検索で日本語訳も色々ありますが、Drehleier(この歌の楽器)とDrehorgel(
手回しオルガン)の混同が見られます。
Wikipedia:
冬の旅(24曲夫々の内容解説があります)
手回しオルガンについては
英語ウィキの方が詳しく写真も多いです。
フィッシャー=ディースカウに関する以前の記事:
世紀の声
タンホイザーの「夕星の歌」はYouTubeから削除されたようですが、「タンホイザー 夕星の歌」で検索すれば、沢山のYouTubeが見つかります。