MAK(オーストリア応用美術館)の重要部門のひとつは
ユーゲントシュティル(
アール・ヌーヴォー)です。その一部をピンボケ写真で・・・
1)日本の陶器かと思いますがユーゲントシュティル
2)ダーゴベルト・ペシェのキャビネット

これも、日本の飾り棚かな?とも思えます
ダーゴベルト・ペシェは
ウィーン工房の重要なデザイナーでしたが、早世したため、その豊かな才能を全面的に作品として遺せなかったのは残念なことです。このため
ウィキ英語版に僅かに記載があり、詳しい経歴は
ドイツ語ウィキに紹介されているだけです。
ウィーン工房についても、やや詳しくは
英語ウィキ、最も詳しいのは
独語ウィキです。
3)ユーゲントシュティルの展示フロア

奥のほうに
グスタフ・クリムトの壁画の原画が展示されていますが今回は省略
4)
ヨーゼフ・ホフマンのガラス・デザイン
薩摩切子にも似た雰囲気があります
5)カール・オットー・ツェシュカの扇子
この人もウィーン工房の重要なデザイナーでしたが、あまり知られず、
英語ウィキに短い記事、
独語ウィキに詳しい記事があります。
6)ヨーゼフ・ホフマンのナイフ・フォーク類
7)
コロマン・モーザーのキャビネット
8)
アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデの曲線的な机
ヴァン・デ・ヴェルデは多種多様な曲線机のバリエーションをデザインしています。
9)まるで床脇のような棚

デザイナー忘れました(また見に行ったときに補足する・・・かもかも)
10)まるで日本の磁器のようですが

これもユーゲントシュティルです
11)これは本当に日本の工芸品

隣のショーケースにありました
当時は
ジャポニズムの時代ですし、ユーゲントシュティルの芸術家の中にも日本の工芸品を賛嘆している人たちがいるので、似通ったところがあるのは当然かもしれません。
「日本人が使っている日用品は芸術作品だ、彼らは芸術としての生活を実現しているのだ」と言ったのはヨーゼフ・ホフマンだったかな・・・
大分前に読んだ本で、記憶がやや不明瞭ですが、また確認して、別の人だったら訂正します。
さて最後は、まるで違ったデザイン遊び
12)椅子サンダル

現代デザインの部門に展示されています
巨人だったら本当にサンダルとして使えそう(かかと部分が弱いけど)

普通の人間には、椅子部分も使いにくいし、サンダル部分も寝椅子にはならないし・・・
笑うためですかね
以前のMAK記事
台所革命
実写MAK
応用美術館