色々な言語で「ポルトガルの軍船」と呼ばれているのは
カツオノエボシです。
美しい姿ですが、毒があり大変危険です。
ちょっと前に、オーストラリアの幾つかの海水浴場が、カツオノエボシの出没で遊泳禁止になっていると報道されました。
色々な言語のウィキペディアに登場する美しい画像
「ポルトガルの軍船」(ドイツ語では「ポルトガルの
ガレー船」)と呼ばれるのは、水面上に現われている部分を、帆を広げた軍船に見たてたものです。
当時、地中海やバルト海で使われた軍船は似たり寄ったりですが、「ポルトガルの軍船」と呼ぶのは、
キャラベル船を多く使用したのが、
大航海時代のスペイン、ポルトガルだったためでしょうか。
ウィキ・フリー画像のガレー船
ウィキペディアで見る限り、ヨーロッパの多くの言語で「ポルトガルの軍船」ですが、ラテン系言語(仏、伊、西)では学名をそのまま使用。
中国語は「僧帽水母」。水面上の部分を帽子に見たてたのでしょうね。これは日本語の「
エボシ」と同じ発想。
こんな小さいものを軍船に見たてるのは、ちょっと誇大妄想のようにも思いますが、毒が怖かったせいかも知れません。
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今日の蛇足
オーストリアのアルプス地方では豪雪で多くの被害が出ています。多くの地域が外界から遮断されています。
オーストリアの新聞HPの該当ページ(動画がアップされています)。
史上初のブリューゲル特別展は13日で終わりましたが、チケット売り切れの終盤には、組織的なダフ屋も横行したようです。
上記新聞HPの該当ページ