みみずのしゃっくり

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病態生化学

2019-02-28 | そこらへん

前回、久々におんぼろカメラを持ち出したのは、やっと発見したからでした。

長年そばを通って「ステキな建物だな」と思いながら全然調べようともしなかった建物。
最近、漸く至近距離で観察したら、花模様のタイルと思っていたのが動物でした


おんぼろカメラでは綺麗に撮れないので、最初の写真はウィキから


以下は自前のピンボケ写真です。

病態生化学および遺伝学センター(入り口右側には英語のプレート)

ちょっと見慣れない単語なのでネット検索したところ日本語では病態生化学でした


正面入り口


以下、正面入り口を飾る動物や植物・・・装飾レンガと言うべきか








木の扉もステキです



横に回ったところ



向い側にはアフリカ・アジア研究所

アラビア語コースの会場



     


市内にある歴史的建物には、壁にウィーン市の小旗が飾られ、その下に建物を説明するプレートが取り付けられています。
ところが、この建物には小旗もプレートもありません。病理生化学および遺伝学センターのHPを見ても建物の説明はありません

そこで所在地で検索したところ色々なことが分かりました(今頃になって!!!)

この建物は、もともとウィーン大学化学研究所として1869年から1872年に建てられました。今も建設当初と同じ機能を果たしており、小旗を飾る必要がないのかも知れません。

設計者はハインリヒ・フォン・フェルステルでした
日本語ウィキには記事がないので英語ウィキを御覧ください



フェルステル設計の建物
ウィーン大学本館
ヴォティーフ教会
ウィーン応用美術館(英語)
パレー・フェルステル
ドイツ語ウィキのパレー・フェルステルには内部の写真があります


なるほど、ウィーンにはフェルステル設計の建物が沢山あります。
彼は歴史主義建築を代表する建築家のひとりで、その作品は私の知る限りネオゴシックとネオルネサンスです。
(真似と言うと聞こえが悪いので「ネオ」と称したのです

これに対しモダニズム建築への地平を切り拓いたのがオットー・ワーグナーを代表とするユーゲントシュティルの建築家です。

つまり、モダニズムの建築家からは古臭いとされた歴史主義建築ですが、フェルステルの建築は見た目に心地良く美しいものです。



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