まだ本屋巡りをしていた頃、偶然見つけて一目惚れして買った小さな絵本
最近偶然再発見してネット検索すると、色々な言葉に翻訳されていることを発見
表紙:イタリア語版
オリジナルのドイツ語版では副題はありませんが、イタリア語版では下に「幸福の受け止め方」とあります。
始まり:スペイン語版
キツネらしいヒトが酒を飲みながら悩んでいます。「どうにも分からなくなったので、山羊の長老のところへ行ったよ。」
相談:英語版
「それじゃあ、羊のセルマの話をしてやろう。」
昔、あるところにセルマという羊がいました。
朝日とともに草を食べ
昼まで子供たちに言葉を教えました(ベェェェ)。
午後には、ちょっとスポーツ(キツネさんと「鬼ごっこ」をしているらしい)。
それから又草を食べ・・・
夕方ハゲタカのマイアー夫人とお喋り
夜は、しっかりぐっすり眠りました。
あるときインタビューで「もっと時間があったら何をしますか?」と質問され
「朝日とともに草を食べます。
子供たちとお喋りして
午後には、ちょっとスポーツ・・・
また食べて
夕方マイアー夫人とお喋り。
大切なのは、しっかりぐっすり眠ることです。」
インタビューでの次の質問
「宝くじ」が当たったら何をしますか?」
「そうですね・・・沢山草を食べます。一番いいのは日の出の頃です。
子供たちと沢山お喋りします。
それから少しスポーツ。
午後には草を食べて・・・
夕方にはマイアー夫人とお喋りしようと思います。
それから、しっかりぐっすり眠ります。」
実際には、1行ごとにステキなイラストがあるのですが省略。
手持ち本をスキャンするのは面倒なのでネット検索しました
なんと日本語版も出ています。
羊のセルマ
ここでは平凡な幸せの大切さが見事に描かれています。
お寺の蹲にある「
吾唯足知」を思い出します