前回「現代では名前の様々なバージョンはない」と書きましたが、あとで、そういえばローマ教皇は今でも言語ごとに違うなと思い出して、改めてチャールズ3世のWiki記事を見なおしたら・・・
言語別バージョンありました
ドイツ語圏はチャールズなので世界中そうだろうと安易に考えたのですが、フランス語はシャルル、イタリア語カルロ、スペイン語カルロス、ハンガリー語カーロイetcと沢山のバージョンがあります。北欧などゲルマン語圏もチャールズです。フランス語の場合綴りは同じなので、フランス人がチャールズと言っているかシャルルと言っているかは分かりません。
余談と偏見丸出しで言えば、フランス人はフランス語至上主義者なので、多分シャルルと言っているのでしょう
ローマ教皇の場合は今も言語ごとのバージョンがあります。
現在のフランシスコI世は、イタリア語ならフランチェスコ、ドイツ語フランツィスクス、英語フランシス、フランス語フランソワ、ハンガリー語フェレンツ、クロアチア語フランヨ(多分)など。
史上初のヨーロッパ以外の出身で、イエズス会初の教皇で、アッシジの聖フランチェスコからフランチェスコ(フランシスコ)を名乗った現教皇に、私は大いに好感をもっています
「好感」という点で、カトリック教会史上最も敬愛されているかもしれないのがヨハネ23世です。熱心なカトリック信者である知り合いによれば「本当に教皇と言える最後の教皇(まだヨハネ・パウロ2世の頃)」で、カトリック教会史上極めて重要な第二バチカン公会議開催へと導きました。
下の写真は、第二バチカン公会議開始の歴史的瞬間です。
ヨハネ23世はユーモアのセンスもあり「私の家系にコンテ(伯爵つまり貴族)はいないがコンタディーノ(農民、複数形はコンタデイーニ)は沢山います」と言っていたそうな。
私の住んでいるのがカトリック国だからということもありますが、第二バチカン公会議の影響力は偉大で、いまだに折につけ「第二バチカン公会議」が言及されます。
そのうち続きを書くかも、かも・・・
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