続けて犬さんです
行動科学の研究者が愛犬のクンクン(ボーダーコリー)とともに、メキシコからハンガリーのブダペストに移住。スペイン語の世界からハンガリー語の世界に移ったクンクンが言葉の違いを認識しているかどうか興味を持った彼女は、他に17頭の犬さんを集め、研究チームとともに実験に取り掛かりました。
もちろん最初は、先ず犬さんたちを脳波測定器に慣らすことから始められました。選ばれた優秀な犬さんたちは、脳波測定器を装着した状態で大人しくじっとしていられるようになりました。
「テキスト」には「Le Petit Prince(日本では「星の王子さま」として知られる)」のスペイン語版(メキシコ)とハンガリー語版が用いられ、犬さんたちの反応(脳波の変化)が測定されました。
この実験によって、犬さんたちは2つの言語を区別していることが明らかになりました。もちろん、人間が慣れ知った言語と他の言語を区別するのとは違い、音響の違いを聞き分けるのです。
録音した2言語の音声を逆に再生した場合も、犬さんたちは、その違いを認識していることも判りました。
あるいは人類との長い付き合いのなかで、言語を区別する能力も進化してきたのかもしれません。
クンクンと他の犬さんたちの脳波テストについて簡単にまとめたYouTube「The story of Kun-kun’s journey」
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