10月1日からオーストリアで「覆面禁止法」が発効。変な法律です
その基準を示すイラスト
上段は常時許容される「かぶりもの」
中段は条件付で許されるもの
(医師や病気の場合のマスク、イベントの扮装、寒いときの防寒具)
下段は常時禁止されるもの
(これはイスラム教徒の女性だけに対する禁止です、テロリストが、こんな姿をするわけありません)
早速、ウィーンで覆面禁止法反対デモがあったようです。
参加者の中の2人の女性は明らかにイスラム教徒ですが、ひとりは「普段は顔を隠したりしないけど、今日は抗議の意味で覆面しました」
もうひとりも多分普段は顔を隠したりしないのでしょうが「ニコニコしていないとテロリストと疑われる」と嘆いています。
ヨーロッパにおける社会一般の風潮が反イスラムに傾いていることに対する政治家の「尻尾振り」と思える法律です。
上にも書いたとおり、先ず何よりも、この格好で登場するテロリストはいません。従って全くテロ対策にはなりません。
10月15日に国会選挙があるので「色々具体的な対策を実施している」というポーズに過ぎないと思えます。
「全身カバー」は、女性の保護という意味も有ったと思いますが、一度これが社会的に定着すると、逆に「むきだし」の人が「はしたない」ということになります。
しかし「全身カバー」も、本当に女性保護になるとは思えません。と言うのは、ダマスカスで知り合った人々の中に、目の覚めるような美女がいました。彼女は、スカーフしかしない人でしたが、結婚相手の希望で、結婚後の外出には「全身カバー」を着用するようになりました。つまり目だけ見えるのです。しかし凄い美女なので、目だけ見ても美女と分かるのです。要するに、ご主人の気休めなのかも。
彼女が着用していたのはアバヤですが、完全に隠す場合にはブルカが必要です。
イスラム圏の女性の服装
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