10月3日、難民支援の大規模なデモ・集会・コンサートVoices for Refugeesが開催されました。早速YouTubeに沢山アップされていた中から少し・・・
報道によれば、2~3万人がデモ・集会に参加、支援コンサートには10万人以上が集まったそうです。
私は仕事があったのと風邪気味とで行きませんでしたが、この頃は行かなくても画像・映像がアップできて便利
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ドイツのパンク・バンド「ディ・トーテン・ホーゼン(死んだズボン)」
「死んだズボン」と言うのは「退屈、つまらない」という意味の慣用句
コンチータ・ヴルストの難民支援アピール
途中で命を落とした難民のための黙祷
共和国大統領の感謝の言葉
主催者に感謝し「私は集まった人々とウィーンとオーストリアを誇りに思う」と結んでいます。
以下は新聞HPの画像リンク
新聞と新聞HPに載ったデモ・集会・コンサートの場所と時刻
難民の顔写真を貼る人々
出来上がった難民舗道(デモ行進のコース)
ここをデモの行列が通るのです。ちょっと「踏み絵」みたいで気になりますが・・・
デモの出発点に集まった人々
デモ行進
ヘルデンプラッツ(王宮前広場)の集会その1
集会の様子その2
新聞HPの記事そのもの
スクロールしていくと下のほうに写真がいっぱいあります。
既に何回かウィーン・フィルが難民のためのチャリティ・コンサートを開催しています
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世界的なオーケストラが難民支援をするところも音楽の都らしいところですね
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皆が力を合わせ助け合えば難民問題も乗り切れるし、ののしり合い喧嘩を続けるようでは何も解決できない、ということでしょうか
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以前の難民記事
難民の顔
太陽の中の男たち
71人
こういう問題があったり. . .
(同じような意見も時々目にしますし)
貧しさで困窮する老人問題にも「若いときにちゃんと貯蓄しないから」「自己責任」という意見が出たり。
自分には絶対に起こりえないと思うからなんでしょうか。
あるいは想像力があまりないのかな。
突然多くのものを急に失う、ということは誰にでも起こりうると思うのですが。
どこでも「難民は侵略者」「不幸なのは本人のせい」と言う人々はいると思います。
トルコにはシリア内戦勃発以来200万近いシリア難民が住んでいて
トルコの難民キャンプで生活が成り立たなくなったシリア難民がやむを得ず更にヨーロッパに逃げてくるというのが最近の傾向です。
最近ヨーロッパに来る人々には「偽シリア難民」も混ざっていると思いますが、少数だと思います。
想像力の欠如については、イタリアのクラウディオ・マグリスがナチスの幹部について「想像力の欠如」を指摘しています。
「彼らは自分が強制収容所で酷使され、ガス室で殺されるところを想像できないのだ」と書いています。
相手の立場を思いやるには想像力が大切ですよね。
ウィーンの知り合いの中には、ナチスの時代に家族親戚81人を殺されたという人もいます。