教会というと、周囲に空き地のある「一戸建て」を想像しますが、ビルの間のスリムな教会もあります。以前アップした晩餐教会同様、あまり知られていませんが重要な教会です。
晩餐教会に関する以前の記事
晩餐教会
晩餐の後
マリアの雪
今回の教会は
アルメニア・カトリック(メキタリスト)の教会で、名前は聖母の加護教会
アルメニアの修道士メキタルが18世紀に設立した聖アントニウス修道会に属する修道士と信者の教会で、彼らは設立者に因んでメキタリストと呼ばれます。この教会の正式名称は上記の通り
アルメニアのメキタリストが1717年ヴェネチアのサン・ラザロ島に修道院を建て、その後18世紀末に修道士の一部がトリエステへ移り、更に19世紀初頭ウィーンへ移って修道院が設立されました。この修道院は印刷所を備え、1999年まで、オリエント地方の41の言語による印刷物を発行。今も重要な図書館を有しています。
1874年に建てられた教会
教会が面する通りから横に伸びる路地(教会の向かい側)
スリム教会の下の部分
上の部分
以下、細部あれこれ
見上げたところ
入り口を飾るアルメニア国旗
右側のアダムさん
左側のイブさん
この日、教会の中は扉が閉まっていました。
Wikipedia:Mechitarists(英語:スクロールしていくと下のほうにウィーンの教会の紹介と写真があります)
Wikipedia:アルメニア
日本の寺院でも結構高いし、三重塔、五重塔なんかステキ
確かウルムの尖塔が教会の尖塔としては最高。
ウィーンのシュテファン寺院の尖塔も結構高いほうです
日本語のページが無いのでウィキの英語貼り付けます。
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_tallest_churches_in_the_world
ゴシック時代の尖塔が高いのは、できるだけ天国に近づこうとしたからだと
ウィーン大学の講義で聞きました
パリのノートルダムもゴシックですが、比較的ずんぐり型?
そうそう、このブログで前に紹介したシャルトルも、典型的な「天国行きたい」スタイルです
シャルトルの聖堂もノートルダムです。
ノートルダムは「我らが貴婦人」でマリア様のこと
19世紀後半は歴史主義と言って、ゴシックやルネサンス、バロックなど真似して
「ネオ××」と称した時代ですが、この建物は独特
石造建築は、煤けてくると古びて見えますが
外壁をお掃除すると、案外また新しそうに見えます。
この建物も、あるいは最近お掃除したのかもしれません
このあいだ「ノートルダムのせむし男」を見ましたが、あれに出て来た教会も目がくらむような高層でした。
下ばっかり見てると気付かず通り過ぎそうですが、気付いたら何かと目を引きそうな建物ですね^^しかも結構古いんですね@@
みえない@@