Covid-19にテロと鬱陶しい話が続いているので、気分転換に楽しく美味しい「皇帝のグチャグチャ」のお話
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これが「皇帝のグチャグチャ」です↓
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粉砂糖を振りかけ、ここではスモモのコンポートがソースとして添えられています。
要するにパンケーキですが、クレープに近い薄いもので、あらかじめ細かくちぎって供されます。
調理中にちぎっているところ↓
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「皇帝のグチャグチャ」は自由直訳で、ドイツ語ではカイザーシュマーレン(Kaiserschmarren)あるいはカイザーシュマールン(Kaiserschmarrn)です。
なぜ「皇帝のグチャグチャ」などという名前なのかについては、上にリンクした日本語Wikiにも説明がありますが、ドイツ語Wikiによると…
その1のa)細いボディライン保持に異常な情熱を傾けたエリーザベト皇妃のため、宮廷料理人が軽いデザートを考案したのですが、皇妃はカロリーが高すぎると拒否。するとフランツ・ヨーゼフ皇帝が「どれ、そのグチャグチャ(シュマーレン)をこちらに見せてごらん」と言って皇妃の分も食べてしまいました。それで「カイザーシュマーレン」
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その1のb)この甘いメニューは既にフランツ・ヨーゼフ皇帝とエリーザベトの結婚式の際に考案され、始めは「カイザリンシュマーレン(皇妃のグチャグチャ)」と名付けられたのですが、フランツ・ヨーゼフ皇帝の好物になったため「カイザーシュマーレン」になりました。
その2)フランツ・ヨーゼフ皇帝が狩猟に出掛けた折、アルム小屋で休憩しました。その折、ゼン(放牧地の管理人:オーストリアではカーサーとも呼ばれる)が作って出したのが「カーサーシュマーレン」でしたが、皇帝が非常に気に入ったため「カイザーシュマーレン」となりました。
ドイツ語Wikiのアルムに沢山写真があり、アルム(山岳放牧地)がどんなところかよくわかります。
ドイツ語Wikiのゼンの記事に、怖いオッサンの写真があります
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その3)このデザートは元々農家で「シュマーレン・ア・ラ・カーサ(自家製シュマーレン)」として作られていたのですが、オーストリア皇帝家がイタリア語で「カーサ・ダウストリアCasa d'Austria」と呼ばれていたため混合して「カイザーシュマーレン」になりました。
どの説も面白いですね。語源が何であろうと美味しいのです。好きなのですが、この数年食べていません。
久々に食べようかな
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飲食店はロックダウン中なので、冷凍ものを買うしかありません
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レシピを見ながら自作というのは面倒だぁぁぁ
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