毎年ノーベル賞の時期には、第二のノーベル賞と言われる
ライト・ライブリフッド賞も授与されます。
この賞は、主に環境保護・人権擁護などの分野で大きな功績のある人・団体を対象としています。
今年の受賞者のひとりはオーストリア人のエルヴィン・クロイトラー司教。
講演中のクロイトラー司教

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クロイトラー司教は1939年オーストリアのフォアアールベルク州に生まれ、大学で神学と哲学を学んだ後、1965年からブラジル・シングー教区の宣教師となり、1980年から、ブラジル最大の教区であるシングー教区の司教を務めています。
着任当時から、シングー川(アマゾンの支流)流域の原住民の人権を擁護し、アマゾンの自然破壊を防ごうと尽力しています。このため、アマゾン流域の自然破壊によって大もうけする人々からは敵視され、繰り返し暗殺の脅迫を受けています。1987年には暗殺未遂で重傷を負い、辛うじて一命を取りとめました。このとき同行者が犠牲となり、2005年にはクロイトラー司教とともに働いている修道女が殺されました。2006年からクロイトラー司教には24時間警官のエスコートがついています。
クロイトラー司教は、貧しい者、抑圧や迫害を受けている者を助けるのが聖職者の使命だという信念に基づいて活動しています。
こういう地味な話は、大々的に報道されることがないので、紹介させていただきました
賞のHP受賞者紹介のページ:
Erwin Kraeutler (英語)(aの上に点2つの「アー・ウムラウト」が文字化けするのでaeに書き換えてあります)
Wikipedia:
シングー川
Wikipedia:
アマゾン川
Wikipedia:
アマゾン熱帯雨林
アマゾン流域の熱帯雨林は、地球の大気を守る重要な役割を果たしています。クロイトラー司教や多くの人たちの努力が実って、アマゾン流域の自然と原住民の人権が守られることを祈りましょう