もう20年以上前よりお彼岸の頃になると彼岸花採集に同じ所へ通っている。
渋沢駅よりバスに乗り大倉入り口で降りバス道ではなく水無川に沿った道を歩いていく。
はじめの頃は川も整備されてなくガードレールからはクズやイタドリそのた様々な草達がはみ出すように茂り川渕にはかなり大きな木も生えていて、いたるところにいろんな色のススキの株が競い合うようになびいていた。
赤いススキ、黄色いススキ、白いススキ、ツンとしたススキ、なびいたススキと選びながら採集するのがとても楽しかった。
今はこぎれいになりススキもあまり選んで採集できず、ワクワクする植物に合う事も少なくなった。
以前は車道と合流するまでの川沿いの道を歩くのに寄り道に時間を使い長いと思ったが今は短いと感じるようになった。
道路端もいまはいろんな会社の建物があるが以前は石工房があるだけだった。
石工房の庭には毎年違う作品が無造作におかれている。
作業しているところに出会ったことはない。
彼岸花は毎年おなじ田んぼの畦で採集する。
その年により咲いてたり咲いてなかったり。
子供の頃、皆が彼岸花のことをお墓花とか毒があるとかと言っていたが、あんなに華やかで真っ赤な花は彼岸花だけだと密かに憧れていた。
今は店の冷蔵庫の中で彼岸花をイッパイ咲かせ楽しんでいる。
毎年買ってくれる人もいるし、花材にも使う。
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