上野東照宮の参道では牡丹が売られていた。
もうそんな時期になったんだと思いながら歩いていると「原爆平和の火」の碑があった。
ハトの彫刻の丸い所に火がともっている。
折鶴、ハト、火があると反原爆をイメージする。
どういう経過でこの碑がここへ建ったのだろうと小さな炎を見ながら考えていると、どこからか懐かしくて良い香りが漂ってきた。
すぐ傍にダイダイがイッパイなったまま白い小さい花が咲いていた。
私の田舎は愛媛県でこの時期になるとどこからともなくこの香りが漂ってくる。
キンモクセイの頃もそうだが良い香りが漂ってくると天国とはこういう所だとかってに思ってしまう。
上野公園では新緑がとてもキレイで気持ちよく散策しながらも「原爆平和の火」や「時忘れじの塔」と素通りできない場所がある。
それに上野の山が明治維新の頃の戦場跡だ。
いろんな歴史のあるスゴイ公園だと思う。
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