”春光の人”の題がつくこの作品はひがんばなさんが金生町に来てくれるとき一緒に抱いてきた。
彼女のお母さんは第6回クラフト展(イエツァオグループによる)が始まる一ヶ月前の2月20日に92歳で亡くなった。
戒名は”春光信女”
不本意にも最後は入院したが何年も彼女が介護していた。
お母さんがなくなったとの電話をもらったときお母さんに対する思いを作品にしてくれと提案した。
それから制作した作品だ。
ボックスのブルーはお母さんがなくなる前日の夜中不思議現象により見た色だそうな。
扉側にはチベットのお経と大日如来。
箱側には人が亡くなると飛ぶと言われる蝶と賽の河原やお墓をイメージしてか白い石とチベットのお経。
クラフト展(イエツァオグループによる)は毎年お彼岸をはさんでの数日開くことになると思うので毎回”春光信女”を偲んで”春光の人”の作品を作り続けて欲しいとおねがいしている。
作品作りに大事なのは”思い”だ。
お母さんに対する”思い”以上のものはそんなにないと思うから。
小さいけど迫力のある作品を見せていただいた。
(写真はクリックすると大きくなります)