今は”ツルを縫う”手法でお皿を作っているが山小屋での作業場では面白いと思った枝やツルなどを置いている。
創作に入ると素材たちの中から”今日は私を使って”と言ってくる。
今回は皮を削ったハナシバの枝が言って来た。
手にとって何と合わそうかなと思っているとシュロの葉の曲がった柄が手を上げた。
合わせるとなんとなくイメージがわいてきた。
それからセッセとツルで縫っていく。
縫っていくと言うのは押さえることなので押さえるツルの部分がないとその方向へは行けない。
だからあなたまかせと言うか押さえるツルがある方向へ縫っていく。
導かれるようにただただ縫っていくとなんとなく出来上がっていく。
根気が要る作業で具体的に疲れて出来なくなるとやめる。
素材と意思が通うじたというか会話が出来るのは本当に楽しい。
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